主演はロビンウィリアムズ。
『グッドウィルハンティング』『いまを生きる』『ナイトミュージアム』等。

ロビン演じるサイは大型スーパー内にある写真現像ショップで働くいたって普通の真面目な男。そんな彼は常連客のヨーキン一家の写真をこっそり焼き増しして自分の部屋の壁一面に飾り、自身が家族の一員になる妄想をするという別の一面がある話です。

タイトルにあるようにストーカー、妄想癖のある男を演じているロビンですがこの時期辺りから演技に益々磨きが掛かっていてこの作品でもサターン賞主演男優賞を獲得しています。
(この賞は普段評価されにくいSF、ファンタジー系、ホラーにもスポットを当てた賞です)
ストーカーという言葉自体が一時期話題になりましたが90年代後半からジワジワと浸透されてきて規制法も出来ましたよね。
その時代時代で猟奇犯罪が話題になりますが今で言うとSNSの誹謗中傷でしょうか。
顔の見えない相手に対する恐ろしさも怖いですが、一昔前の典型的なストーカー犯罪犯を演じるロビンも劇中とっても不気味。

この映画への監督のこだわりなのか当初劇中歌も提供されたようですが断ってしまったそう。
音楽無しの映画もまたその作品を引き立たせる為にはアリかもですね。
また、最初はこの手の役柄の大御所、ジャックニコルソンにもオファーがあったそうですが断られてしまったそうです。
確かにもっと過激でフィクションの作風の方が彼には合っている気がします。