ネコ好きには二種類の人間がいる。 | other side

ネコ好きには二種類の人間がいる。

猫を飼う人と飼わない人だ。

私は自他共に認めるネコ好きだが猫を飼いたいとはあまり思わない。

大阪に住んでいた頃、駐車場のノラネコを家に連れて帰ったことがある。一緒にシャワーを浴びたあと、ホタテを食べていたら横で物欲しそうに見ていたので一つあげた。ネコはペロリと平らげてもう一つくれという目で見ている。

当時、私のうちには冷蔵庫がなかったので生モノを保存することが出来なかった。だから一回で食べ切るには多すぎると分かっていながら買ったホタテがたくさん皿にのっていた。

そんなわけでホタテの貝柱を仲良く分けて食べた。

食事を終えてしばらくじゃれあったあと布団に入るとネコももぐり込んできた。

深夜、ふと目が覚めるとネコが布団から出て玄関の方へ歩いていく。いったいどうしたんだろうと思って見ていたらドアを開けて欲しそうにしているのだがどうも様子がおかしい。

そう思ったとたん、ネコが玄関で嘔吐しはじめた。

あー、貝柱が消化できなかったのね…。

嘔吐が終わるのを見計らって玄関を掃除して一緒に寝た。


翌朝、ネコを外に出して私は会社へ行った。夕方、帰宅してみると玄関の前にそのネコがちょこんと座っている。カワイイやつだ。私はまた家に上げて一緒に食事をして寝た。

そんな日が一週間ほど続いた。

つづく。