昨日アリエッティを初めて観た。

最後にショウが誰に言うでもなく呟く告白。
「君は僕の心臓の一部だ」
という言葉は印象的だった。

隣で観ていた人は、胸きゅんだねと呟いた。

僕には胸きゅん以上に深みを持ったすごい言葉に思えた。


「滅びゆく種族」「僕は死ぬだろう」とマイナスな言葉を吐いていた彼が、アリエッティとの出会いを通して生きることに積極的になった結果だ。

心臓=アリエッティとすることで、
自分の手術が成功して生き延びることと、アリエッティの種族の存続の両方を願っている。
そして、生きることに前向きになった彼にとって、アリエッティは心臓と同じように不可欠で大切な存在であることを示している。

残念ながらアリエッティの耳には届いてなさそうであったが、あんなにロマンティックで文学的な告白の言葉が紡げるのはジブリのキャラクターの中でも彼ぐらいかもしれない。

天沢聖司は照れて言わないだろうし
ハウルが言うとどことなく嘘くさいし
パズーは恋愛にはまだ少し早いし
アシタカはもっとストレートに言いそうだ。

ただひとつ、
「君は僕の心臓の一部だ」という言葉を聞いたとき、
「スマホはもはや俺の臓器」という更なるパワーワードが脳裏にチラついた。
しんどい。