恋 つぶやき 63 | 恋 つぶやき

恋 つぶやき

ブログの説明を入力します。

私の忘れられない日の想い出

8月のお盆休みに入って直ぐの頃、彼とちょっとした事で揉めてしまった。
彼から【また連絡する】と言われて数日後の8月13日

私は友達と川に遊びに来ていた。

そう言えば彼は釣りに行くとか言っていたな…

BBQも終わって、そろそろ帰る準備を始めようとしたその時

私たちの車の前に彼と会社の人達が現れた!

何でいるの?突然の事で驚いた。
こんな所で偶然会うなんて。。。
彼は釣りに行くって言ってなかったかな?
そう思いながら彼と会うのはケンカしたままの気まづい感じ

彼の車は新車に変わっていて、この日初めて彼の車を見た。
少し中を覗くと新車のニオイがした。

この日は人も多くて車も満車状態で彼や会社の人たちは車を停める事が出来ない状態でいた。

一緒に来ていた人がBBQやキャンプに良さそうな所をここに来るまでに偶然見つけたから一緒に見に行って見ないかと彼や会社の人たちを誘っていた。

それから皆で移動する事になった。

初めての場所で人も少なくて穴場みたいな場所だった。

トイレは残念ながら無くて、それで人が少ないのかなと思えた。

彼たちはここでBBQをする事に決めたみたい!
私たちは直ぐに帰る予定だったけど、せっかくだからもう少し一緒に過ごしてから帰る事になった。

皆で少し川に入って遊んだり
彼は四駆でも無い新車で浅い川に入りだした!!

会社の人達は呆れながら『新車でよく川なんて入るわ!』と笑っていた。
会社の男性が彼の助手席に乗って川の中でグルグル。。。
少ししてから私も交代で乗せて貰った。

川の中を四駆でもない車が走るなんてと少し思いながら。。。

夜はBBQしてのんびり過ごした。
この日はペルセウス流星群の流れる日で夜空を皆で見上げると、流れ星がいくつか見えた!

しばらくすると長い長い流れ星をこの場にいた7人全員が観ることが出来た。

全員が同じ流れ星を観るなんて奇跡だなぁと思いながら、私は初めて来たこの場所を少し散歩したいと思った。

(この先はどうなってるのかな?)
暗いけどライト無しで歩ける程だった。
【俺も車でちょっと見に行こうかな】

彼は新車で走りまわりたい感じだった。

私が1人で歩いていると、後ろから会社の人のお子さんが私を追い掛けてきた。
『暗いし危ないよ!俺も着いて行く』

なんて男らしい子なんだろう。。。
中学2年生の男の子と2人で歩いていると、後ろからヘッドライトの光が。。。

私と男の子の前に彼が車を停めて車に乗って良いよと言われて乗せて貰う事になった。

私は助手席で男の子は運転席の後ろの席

ジャリ道を走った先に川があって、彼はまた川に入り出した!
(夜だから危ないって!)
【大丈夫やろ〜】

暫くするとズズズゥ〜!!!!
浅い川だと思っていたら、深みにはまってジャリで身動きが出来ない!!!

すると、後ろの席に座っていた子が『◯◯さん水が入ってきた!!』

(えぇーーーーーッ)
【ヤバイどうしよう戻れなくなった!!】
(どうしよう…どうしよう…)

暫くすると助手席側にも水が浸水。。。

私はこの時ちょっとパニック状態。。。

これはヤバイと思って慌てて一緒に来ていた人に連絡

私の声が緊急だと感じた4人は車で駆け付けてくれた。

彼の車はこの日納車3日目の出来事

会社の人たちが『タイヤが伸び切ってるわ!』『無闇に動かしたら流されるかもしれないし危険や!!』
と叫んでいた。

彼の車の電気部分は何とか無事だった。
この時ドアから脱出したらもっと水が入ってくると思って、窓から脱出する事になった。

外から私を引っ張って貰っての脱出。。。かなり怖かった。

外から見ると彼の車は30センチくらいは水没状態になっていた。

車を引き上げたくても完全にジャリにハマって動かせない

牽引ロープも無く、どうする事も出来なかった。

暫くすると警察の人が2人やってきた。
彼の車のSOSボタンで呼んだみたい

彼は警察から事情聴取を受けていた。

すると雨がポツポツ降ってきた。
警察の人がこのまま雨が酷くなれば自分達も危険になるかもしれないので、その時は避難して下さいとの事

そして運悪く台風が来る予報の2日前だった。

このまま雨が酷くなれば彼の車は川に流されるかも知れないと思ったけど

幸いジャリのお陰で車が固定されて流される心配は無さそうだった。

彼は呆然としていたと思う

最初はJAFを呼ぶつもりだったけど、お盆休みだった事もあって来るのに1時間以上もかかると言われた。
雨も降ったり止んだりで彼は悩んでいた。

すると地元の警察が近くに牽引車を呼べるか聞いてみようかと提案
その代わり保険などはきかない

彼はお金はかかっても良いから呼んで欲しいと頼んでいた。

事故発生から1 時間以上経った頃にようやく牽引車が到着

しかし問題が発生した。

この場所は私たち普通車でなんとか通れる細い道を下った場所

牽引車が大きすぎて細い道を下る事が出来なかった。。。

もう一度戻って別の牽引車に出戻りになった。

雨は幸いやんでくれた。

彼の背中をさすっていると、彼が私の手をギュッと握ってきた。

取り敢えず彼の車の中にある荷物や貴重品を私たちの車に移動する事になった。

まさかお盆休みに偶然会ってこんな事になるとは思わなかった。

彼が好奇心旺盛なのは皆が知ってるだから皆笑うしかない状態

事故発生から3時間程経った頃に警察が応援にまた2人やってきた。

応援に来られても牽引車が来るまではただ車を見てるしかなかった。

そしてやっと牽引車が戻ってきた。
これで車が引き上げられると喜んだ。

牽引車に乗っていた人がパンツ1枚になって彼の車にワイヤーを固定していた。

夏だからパンツ1枚で入る事は出来るけど、これが冬じゃ無くて本当に良かったと思う

事故発生から4時間 時刻は夜中の1時になっていた。

彼の車のタイヤは伸び切ってる状態だった。

男性陣皆が川に入って周りのジャリを避け出した。

私はこの時、会社の人がこれは一生の記念になるから動画撮っておいてと頼まれた。

不謹慎ではあるけど、動画を撮影

皆の掛け声とともに牽引車で彼の車が少しずつ動きだした。

あともう少しあともう少し…

ゆっくりと彼の車を引っ張り出す…
無事に安全な場所に引き上げる事が出来た。

この時は皆で拍手して喜んでいたと思う
この時で深夜2時頃

お盆休みでディーラーがお休みで修理はお盆明け!
それまで牽引車で来てくれた所で車を預かって貰える事になった。

納車3日目でこんな惨事になるとは。。。
私の車と会社の人達の車2台に彼の荷物がそれぞれ乗っていて、
皆で彼の自宅まで送り届ける事になった。

帰り道、皆でコンビニ寄ると、皆それぞれ彼にお菓子とかジュースなどを買って彼を元気づけた。

私が自宅に帰ってきたのは夜中の4時頃だったと思う!

8月13日のペルセウス流星群のこの日はきっと一生忘れる事のない出来ごとになったと思う

納車3日目で事故車両になるとは。。。

彼の車を修理するのにかかった期間は約5ヶ月半

新車はキャッシュで買っていて、
プラス修理代に約200万円程。。。

かなりの高級車になったな。。。
しかもそれら全てキャッシュだから凄いなと思う!

今では(もう川に入ったらアカンで〜)と笑い話になっている