うめきちのブログ

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子どもの頃に007カジノロワイヤルの文庫本を読みました。たしか創元文庫。父か兄が読んでウチにあったのかもしれません。

ジェームスボンドが美しい女性と知り合って早速お食事。リゾートのレストランで待ち合わせるのですが、ボンド氏は「彼女があっさりした服装をしていてくれるとよいなあ」とねがうのです。希望通り、洗いざらしたシャツに臙脂色の木綿のスカートというシンプルなスタイルで現れる彼女。パーティドレスのように仰々しいのはTPOに合わないというわけですね。子供心にも印象に残りました。

そして前菜。ボンド氏だったか彼女だったかは忘れましたが『鰐梨』を注文するのです。梨といえばしゃりしゃりした水分の多い甘い果物。お料理としていただくイメージはあまりない。しかも鰐梨。わになしとはなんぞや。国語辞典をひいたら「わになしとは鰐梨のことである」みたいな説明しかなくて余計にわからない。

今なら誰もが知っている鰐のようにゴツゴツした皮に包まれた果物みたいな野菜みたいなあのアポカドですね。実は果物。

そのアボカドが今マイブーム。元はと言えばピアニストの福間洸太朗さんが、大澤壽人さん作曲の『神風協奏曲』の解説動画の中で左手の親指に絆創膏を貼っていらしてファンのお一人が心配して指摘されたのが発端。

次のツイートで福間さんご自身が「実はアボカド剥いててナイフがするっと」怪我をしたけれど治ったから心配ないと明かしてくださった。ピアニストの指ですから治ってよかった。

するとまたファンのお一人が、コメントでナイフを使わなくてもアボカドの皮を剥ける方法を伝授。

横に包丁を入れてくるっと一周切れ目をいれ、ひねるようにしてぱかっと割る。片方の身に付いたまん丸な種は包丁の角やスプーンで外す。櫛形に切ると皮はするりと手で剥けます。食べ頃に熟れていれば、するり。未熟で剥きにくいようならまたくっつけて追熟。

この剥き方が面白いので、毎日アボカドが食卓に登場。プレーンヨーグルトとマヨネーズを混ぜ、きざみニンニク少々。塩と黒胡椒で味を整えた簡単ドレッシングは一晩寝かせると味が馴染みます。他にもコブサラダとかネギトロと一緒に和風の味付けでいただくドンプリとかディップにするとか今はレシピもたくさんネットに載っているので色々と変化が楽しめます。

当時007を翻訳した方も『アボカド』はまだあまり知られていなかったので『鰐梨』と訳したのかもしれません。伊丹十三さんのエッセイにもこの辺りのお話があったように記憶しています。


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ぱかっ!