週末のこと。

学校に行くより早く家を出て

夫と私、そして小3の娘は

駅へ向かった。


目的地は遊園地。


私たち夫婦にとっては

長男が1歳の時以来なので

18年ぶり、

娘にとっては初めて。


乗り物酔いのために

電車嫌いな娘だが

この日は朝から

とても機嫌が良かった(笑)。



電車に揺られること1時間ほど。


到着すると、

案の定…

どこもかしこも行列。


入場までも

時間がかかった。


この日の

アトラクションは

どれも100~200分待ち。


夫も私も

テンション下がり気味の中、


いつもなら

ワガママを言いそうな娘が

文句一つ言わず、

「しりとりしよう!」と

待ち時間を

楽しもうとしていたことに

私は驚いた。



結局、

午前中に楽しめたアトラクションは

1つだけで、


娘もお腹が空いたということで

飲食店を探す。


またまた

どこのお店も行列。


しかし、娘は

ここでも楽しそう。


「お母さん、これ美味しいよ!

文句言わずに食べなよ。」


前日、遊園地のごはんは

美味しくないかもなあと

私が呟いてしまったことを

覚えていたようだ。


かつての記憶がそうだったのだが

今回は美味しかった。



午後は

幾つか回り、

娘は欠伸をしながらも

帰りたいとは言わず、

閉園時間までいることとなった。



帰り道、

園内は片付けが始まっていた。


娘は

清掃するスタッフの方々を見ながら

言った。



「すごく楽しかったね!

こうやって、働いてくれてる人のおかげだね!

感謝だね。」



こんなことが

言えるようになったなんて…。



帰りの電車では

よく寝ていたので

自宅の最寄り駅に到着したとき


「おうちまでおんぶしようか?」

と尋ねたら


「歩くからいい。お母さんがしんどくなるから」

と娘は言った。



帰宅すると

お風呂も入らず

即刻ベッドへ。


毎朝、学校行くことに

気分が乗らない娘だが


翌朝、

学校行きたくないと

一言も言わなかった。



何年、何十年後も

私はきっと

今日のことを覚えている。


楽しかった気持ちと同時に

娘の成長が嬉しかったことも。



少しずつ少しずつ

娘を手放す日が

近づいているということも感じた

1日だった。



最後まで読んでくださり

ありがとうございます。


今日も心からの感謝と愛を。



幸せをありがとう。