我が家から

歩いて5分くらいのところに

小さな和菓子屋さんがある。


洋菓子も好きだが

何より和菓子が大好きな

我が子たち。


おやつや祝い事には

いつもこちらで購入している。


といっても

毎月、何度も訪れるような

常連ではなく、

何ヵ月も行かないこともある。

(だから顔は覚えてもらってはいないと思う)



70代のおかみさんは

いつも笑顔で

迎えてくれる。


見た目は

ポタポタ焼きのおばあちゃん。



thnews

上が新おばあちゃん、下が旧おばあちゃん(withnewsより)

おかみさんは旧おばあちゃんにそっくり!!


お店に行くと

お客さんがいない時は

よく読書をされている。

(図書館でもよくお会いする)


子どもを連れて行くと

「小学校はいつからお休み?」

「今日は早帰り?」

などと、たくさん話しかけてくれる。



品良く、優しい。



末っ子を連れて

おだんごを買いに行った

ある日のこと。


娘が大好きな三色団子の他、

ういろうやら、饅頭やらを

いくつか購入したら、


おかみさんは、

いつものように

丁寧に包装してくれた。


そして、

「お代は◯◯◯円ね」

と伝えてくれた。


私は財布を出そうとした。


が、財布がない…ガーン


荷物がたくさんあったので

全部取り出して

よく探してみた。


でもない。


「すみません、財布を忘れたみたいで…」

私がそう言うと


おかみさんから

こう言われた。


「そしたら、またお金は持ってきて、

いつでもいいよ。

お品は持って帰ってちょうだい。

(娘を見て)早く食べたいよね~」


私は驚いた。


冒頭でも述べたが

私は頻繁には買いに来ない客である。


大抵は

「おとりおき」となり

お代を支払う時に

お品を渡される。



おかみさんの優しさに触れ

心がとても温かくなった。


帰宅してすぐ

財布を持ってお店に戻ったら

「あら、早いねー、ありがとう」

って…


こちらこそです。


優しさの恩送り。


幸せな社会となるよう

私もおかみさんを見習っていこうと思う。


最後まで読んでくださり

ありがとうございます。


今日も心からの感謝と愛を。