障がい者カップル(保存用) -2ページ目

障がい者カップル(保存用)

約2年間の軌跡を綴ります。

そうクラスメートに言われました


だってさ

自分が何を目指したいのか

めざしていいのか
まったくわからないんだもん


勉強にしても実技にしても

これを乗り越えた先の自分がイメージできないのです


あれも違う

これも違う


チサは何を見て
誰を見習って
生きていけば

自分らしい目標が見つかるんだろう


何もかもが
理想と違うと言ってしまったら
それまでだけどね…


数少ない選択肢の中で
自分のなりたい未来を
見つけ出すのは
とっても難しい
結局この日はバイバイの瞬間まで駄々っ子モードから抜け出すことができなくて

散々トシを振り回してしまった

でもトシがそんな私に言った言葉は


「一つだけ約束して?」



「来週また会って」


だった



こんなにわがままで
八つ当たりばかりしたのに

トシはどこまでも優しい人…



そうして家に帰った私は

両親に今日あったことを話した


ごく自然に言葉が…

と言っても

‘爆笑された’


と言うだけで泣き出しちゃったんだけど…


家族以外と外出することの少なかった私が

自ら外出をするようになったことを喜んでいた両親にとっても

親から離れた私たちが
こんな体験をすることに
改めて思い知った
という雰囲気だった


でも両親は悲観なんてしてなくて


「女学生なんてそんなもんでしょ」

「パパも多分ハゲとかなんとか笑われてるよ」


なんて言って笑わせてくれた


「楽しむために出かけて
なんで傷つけられなきゃいけないの?

そんなの無視してなさい」

何度も言われて
私も泣くのをやめた


すっきりした

私には
わがままを許してくれるトシと

一緒に辛さをわかちあってくれる両親や兄弟がいる


だからまた杖をもって歩ける



あんな人たちの一言よりも

大切な人からの一言は

何十倍も威力があるんだから






これでおわりで~す

最近は勉強に時間と心の余裕を奪われてて
なかなか書けてなくてごめんなさい


トシありがとう

店の外に出る時

トシがついに怒ったのかと勘違いしてた私…

でも別にトシは怒ってたわけじゃなくて

「思ったことぶちまけてごらん」

と言った


安心する反面

「別にない」としか言えない私



とにかく無性に悔しかっただけ

言葉にして説明する気分じゃなかった


私はこの時みたいに
数少ない本当に気の許す相手の前では

いつものように
悔しさを隠すということが全くできなくなって

ひたすらだだっ子のようになってしまう


再び2人して歩きはじめてからは

トシに促され
ちゃんと杖をもってはいたものの

足でけったりしてた


トシはまた

「やめろー

と言う



「俺が持つ」
と私から杖を奪い取られてからも
私はまだまだ駄々をこねる


「それ嫌いぃ~


その言葉に
トシは慣れない手付きで杖を握りながら


「なんで?俺はチサを守ってくれるから好き」


なんて繰り返してた



でも私は自分がしてること

言ってることが
わがままなことだって
頭の中では分かっているから

トシに杖をもたせたままにするのが嫌で


グイッとトシから杖を取り返し

でもやっぱり納得いかない苛立ちを

何も言えない杖にぶつけるだけだった