仙台の繁華街、国分町の表通りにて長年親しまれた「味よし」(※辛味噌ラーメンの中倉系とは別のもの)は、コロナ禍の影響もあり2020年4月に惜しまれつつ閉店した。
地元紙河北新報にも取り上げられるほど、仙台人にとって国分町系「味よし」の閉店は衝撃であった。
私が「雑誌やテレビで紹介された店に行ってみる」ことをしたのも味よしが最初であった。教会で夜の祈祷会が終わって、お腹をすかせて一時期父と毎週通ったのも「味よし」である。当時私は高校生で、客引きに声をかけられても振り切ってただラーメン屋だけを目指すのは青春だった。
北目町にあった分店「じゃん軒」まで覚えていらっしゃる方はどれくらいいるだろうか? 会計のときジャンケンで勝つと確か100円引きになるのだが、恥ずかしくてジャンケンしないでお勘定をする自分のような人も多かった。
その「味よし国分町」が、クラウドファンディングを募り、キッチンカーで復活したのである!
この日はカインズ仙台港にて。来月からはまた錦ヶ丘のモールに戻るそうだ。
https://mobile.twitter.com/ajiyosi_car
↑Twitterからもスケジュールが確認できる。
で、昔からの定番、味噌ラーメンをオーダー。
親方の奥様が「3〜4分お待ち下さいねー」と気さくに声をかけてくれる。嗚呼、良き氏家一族。
卓上の一味をかけて
スープを一口。薄めに感じるが仙台味噌が効いている!
シャキシャキのモヤシと挽肉のハーモニー!
メンマも存在感抜群!
これにコシがあってツルツルストレート中太麺が嬉しく感じる。キッチンカーでこれが食べられるなんて!
ニンニクも効いており、かつての味よしそのまんまなのだが、すり鉢みたいな国分町時代より、なんかこの使い捨ての器で食べると妙に得した気分になる(笑)宮城風芋煮を野外で食べるとより美味しく感じるアレである(笑)
見た目よりも結構量がある。
食べていくうちに飽きてくるラーメンはいくらでもあるが、
なんだろう、この味噌ラーメンは食べていくうちに味が濃く混ざり合うのか、終わりに近づくにつれ美味しさが増す。
最後スープに挽肉と胡椒が溜まってしまう、これこそ味よし国分町!
名残り惜しさが堪らない。。
〜おまけ〜
すぐ隣でこれまたキッチンカーで売っていた
からあげ一歩の壺ダレ鶏皮
タレの甘さ、染み具合がちょうど良く、味も食感も最高でした^_^
会社に戻ってから、あわてたようにコーヒー味豆乳を飲む私に妻が一言。
「アンタ味噌ラーメン食べたでしょ!!」
妊娠中の女性を前にして味噌ラーメンはやめたほうが良い。
自分は10年前スコタマ怒られた(自爆)