仙台市宮城野区福室弁当2-25-2
この住所は、「麺牛ひろせ」の場所だが、この「弁当」という地名は、伊達政宗が狩猟の合間に、農家にて昼食(弁当)を召し上がったことに由来するそうだ。
実際に、今でもこの周辺で農家を営んでいたり、長く住んでいらっしゃる知人がいるが、温かい方々である。
さて、通称「産業道路」を三井アウトレット、うみの杜水族館から南へ下り、コロナワールドがある鶴巻交差点を過ぎると間もなく左手(海側)に麺牛ひろせがある。
この場所は何度もラーメン店が居抜きになっている場所であり、正直 麺牛ひろせが売りにしている「牛骨ラーメン」というと、自分的に
「値段が良い割に 単なる美味しいスープ」...牛タン屋にあるテールスープの延長みたいな牛骨ラーメンしか出会ってこなかったため、あまり挑戦する気にならず食わず嫌いにしていた店だ。
しかし、ここの店主がとがしグループ「みなもと屋」にいたことを最近知り、失礼ながらもそれなら大いに期待ができるかも、、と思い初訪問した。
どうしても、「濃厚」に心が惹かれてしまい、
初訪問なのに
濃厚塩牛そばと
スープを一口。
とても美味しい!
クセがなくクリーミー。しかし牛肉エキスの味がほのかにしっかりしている。ここの店主はきっと「ラーメンよっちゃん(仮)」の鶏白湯を知っているに違いない!けれども、鶏骨を使わないで牛骨、牛スジと魚介系だけでこの味を出しているとすれば、それこそもし形があったなら意匠登録したいほどの技である。店主と仲良くなれたら、いつか聞いてみたいところだ。
麺は普通の細麺だが、クリーミーなスープに合い、不用意に満腹にならない(笑)ローストビーフ、
フライドガーリックもくどくなくて良い!刻み玉葱と太いメンマも良い存在感!
牛すじご飯(小)も、よく味がしみていてご飯がススム!で、これはもう、
牛すじご飯ごとラーメンにinするしかない。すると、ご飯にクリーミーなスープと細麺との絶妙なコラボ!
で、次の瞬間。。
口の中で牛スジの「脂」がクリーミーなスープ?いやシチューの手前?と混ざり合い、もともとしっかり味付けされた牛スジ味に脂とスープが反応、旨味が膨張して、「もわーっ」とこだましている。
牛すじご飯にこのような脂が入っているのは、小サイズの場合1回か2回であろう。それがスープと合致したとき、まるで「死ぬ前にもういちど食べたい味覚5選」に選んでしまうような忘れられない味となった。
これはお手洗いにあったもの。
また再訪したい!と思ったのはいうまでもない。
店主の笑顔、店員さんの細かな気遣いもここち良い!
強風がふきまくる仙台だが、「福室弁当に麺牛ひろせ有り」
忘れられない新発見となってとても嬉しかった!