「シン・エヴァンゲリオン」を、ようやく見た感想 | はじめてのOL一人暮らし雑記

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<見るまでの経緯>

エヴァの完結作である、「シン・エヴァンゲリオン」を見てきました。

7/21に劇場での公開終了ということで、オタクの端くれとして劇場でエヴァを見ておきたいと思ったからです。

 

ここまで遅くなったのは、上映時間が長いため、体調や時間面で躊躇していたのです。

しかし、先日のスタァライトの映画が2時間あったのを体感30分で楽しめたのもあり、エヴァを見る覚悟ができました。

実際、エヴァは2:50の上映時間なのですが、体感は50分くらいでした笑

 

エヴァンゲリオンは、作品の存在だけはずっと知っていて、ただTV版の放映も世代より少し後で、漫画も完結していなくて、

「作品名とキャラクターと、曲はわかるけど話は知らない」という存在でした。

 

ただ、友達に好きな子がいて、おすすめだけはずっとされていたので、金曜ロードショーの新劇場版「序」をみて、

友達に漫画を貸してもらい、(通称:貞本エヴァ)、「破」を貸してもらい、「Q」を金曜ロードショーで見ていました。

最後くらいはリアルタイムで劇場で味わいたいと思って向かいました。

 

<作品の感想>

■世界観について

専門用語が多いことや、概念的なものが多く「それはどうやってできているのか」「どういうロジックで起こるのか」という点に関しては、

一切よくわからないのに「面白い」し、「こういう影響がでるものなのだろう」というのが解るのがすごいと思いました。

 

だって、「サードインパクトが起こる」と言われても、人類のほとんどを滅ぼすようなものがどういう原理で起こるのかは全くわからないじゃないですか。

それなのに、「サードインパクトが起こるとまずい、起こしてはいけない」というのが解るのがすごいなと。

終盤の槍のやりとりも、「いったいそれは何なんだい」という気持ちもありつつ、「いっけぇぇぇぇ!!!!」という気持ちになる。

そこの根底は、人と人とのやり取りがリアリティあって、感情面で「これは大事」「これはまずい」「これは熱い」というのが解るからなんだろうなぁと思います。

 

■キャラクターの心の交流について

序盤、綾波レイの「そっくりさん」が徐々に感情を得ていくシーンはとてもかわいく、ほほえましく、その彼女が消えてしまうシーンは悲しく泣きました。

新劇場版しか見ていない身ではありますが、今までのエヴァは人と人とのかかわりで生まれる感情に「恋」や「守りたい」という感情面が多かったと思うのですが、

今回の最終作は「家族」「新たな命」「地域社会」などの、少年たちの枠組みを超えた関係性があったと思います。

それは、今までが「えらばれた少年少女の物語」であったのに対して、最終作ではみんな大人になっているからです。

 

また、今までの作品と違って、最終作は主人公である碇シンジくんを「そのまま受け入れる」というキャラが多くなった印象です。

これまでは、彼に求められるのは「初号機のパイロット」という役割であり、「あなたが乗るのよ」「乗らないなら帰れ」など、

「仕事を行えないのであれば、価値がない」ような扱いをされてきました。

この最終作でも、アスカは変わらずシンジのことを責めますが、周囲はシンジのことを「今はそれでもいい」「シンジ君はよくやってる」など、認めるような発言が多いのが印象的でした。

特に、作中で壊滅的なダメージを受けた後の世界で、それを起こしたシンジに対して「悪い事ばかりじゃない」という声をかけるシーンがとてもよかったです。

 

作品世界だけではなく、世の中的にも、それこそTV版の碇シンジくんには「主人公らしさがない」「なよなよ・ウジウジしていて腹が立つ」といった見方も多かったと聞きます。

一部の少年少女から「これは自分だ」という同調もあったと聞きますが、あの時代にロボアニメの主人公として異色だったとは想像できます。

しかし、Qあたりからは「シンジくんがかわいそう」というような雰囲気が出てきたように感じます。

私も、改めて考えると「ゲンドウひどくない?そりゃ14歳に生死をかけた戦いを頼む方がおかしいでしょ」みたいな気持ちになりました。

今は「逃げちゃだめだ」ではなく、「逃げてもいい」という世の中になっていると思います。

 

■終盤への感想

今までは、「父さんに嫌われている」のかを確かめるのが怖くて対話を避けてきたシンジくんですが、

今回の劇場版では、自分のせいで様々なものが失われた絶望感から、綾波を通して感情を少しづつ取り戻し、

逃げるのも他責にするのもやめて、何もかも受け入れて向き合うことを決めています。

まさに、腹をくくるという感じで、「大人になったんだね」と感動しました。

 

恋愛的な終わり方としては、意外な終わり方でした。

考察で、マリは安野モヨコ氏であるといわれていた理由がわかる気がしました。

 

また、愛という点では、林原めぐみさんの挿入歌と共にユイさんとゲンドウのエピソードが流れるシーンで感動しました。

夫婦愛を感じる映像とともに、「私があなたを愛してたことを 死ぬまで死ぬまで誇りにしたいから」という歌詞は・・・・。

 

私は初めて破を見た学生の頃は、アスカが好きでした。いいやつで、素直になれなくて、かわいくて。

ただ、大人になった今はミサトさんが大好きです。

酒好きのダメなセクハラ大人お姉さんという感じですが、彼女があの年で覚悟して背負い込んだものの多さに尊敬しかないです。

 

特典で、書きおろしのイラストが入ったミサトさんとシンジが表紙の本をもらったのですが、とっても中身が良かったです。