こんにちは、
海外で輝きたい女性の
ワーク＆ライフキャリアを
サポート
ドイツ会社員歴１５年の
ブットラー惠子です
(プロフィールはこちら）。
当初、今週は
「風景のある記事を」と
思ったのですが、
ただの旅行記では
私らしくないことに
気が付きました(;'∀')
という訳で、、、
「風景写真も
ちょっとある記事」
にお付き合いください。
昨日は
８００年間破壊されずに
佇んでいるお城を
紹介したので、
今日は
破壊された姿を
そのままとどめる有名な
お城を紹介します。
きっとご存じだったり
旅行で訪れた方も多いと
思いますが、
ハイデルベルク城↓
１６００年代に破壊され、
一部だけ修復されたお城です。
ネッカー川沿いにある
学生町ハイデルベルクの
山の上に立つお城です。
私が初めて観光で
この地を訪れたのは、
２００１年。
まだ学生で、
ドイツに住むことに
憧れていた時でした。
橋の上からこんな雰囲気の
景色を見て、
「この街にいつか住みたい！」
そう思ったものです。
裏から見た火薬塔
それから３年後、
私は夢が叶って
ハイデルベルクの
語学学校に通いました。
学校のクラスメイトと
授業の後、お茶に行ったり
ショッピングに行ったり、
楽しい毎日。
以前も書きましたが、
この街の近くの出身の
彼氏もできて、
結婚の一歩手前まで
いきました。
大好きな街にもうじき
住むことが出来る。
だけど、徐々に
彼とは結婚しても
幸せになれなさそう
ということが分かってきて、
婚約を破棄するか
しばらく深刻に悩みました。
正直彼には
愛想が尽きていたし、
別の街で
仕事もしていたので、
経済的にも問題なし。
唯一心残りだったのが、
ハイデルベルクを去ること
でした。
そんなこんなで
悩み続けていたある日、
何も知らない
元婚約者のお母さんと
私は世間話をしていました。
すると
彼女がこう言いました。
「ハイデルベルクも
観光客向けの
くだらないお店ばっかりに
なってしまって、
あの街には
もう何もないわね。」
その言葉が、
私にずんと響きました。
それはハイデルベルク
うんぬんではなく、
場所には何も意味がない。
大事なのは、
結局その場所で
自分がどうあって、
何をしているか。
ハイデルベルクは
いつも美しくそこにある。
そこに居れば、
幸せになれるのか？
答えは「ノー」でした。
そのことに気が付いた
私は踏ん切りがついて、
婚約を破棄し、
ハイデルベルクを
去ることにしました。
結局、どこにいても
自分を幸せに出来るのは自分。
場所を移れば、
関わる人や環境が変わります。
でもそれは
幸せの絶対条件でない。
あくまで、
自分がその場所で、どうあるか。
今私は
ハイデルベルクから
車で１時間ちょっとの
距離に住んでいます。
行こうと思えば、
すぐに行ける距離です。
それでもなかなか
足を運ばないのは、
私は今ここで幸せだから。
もしあなたが、
今の環境に不満なら
改めて問い直してみてください。
あなたは今いる場所から
抜け出せたら、
本当に幸せになれますか。
