こんにちは
女性の自立と
海外就職・転職を目指す方の
キャリアアドバイザーとして準備中
ブットラー惠子です
（プロフィールは（こちら）。
私が、ドイツで最初に就職した
大手日系企業には
「自分のやりたいことが分からない」
というのが口癖の女性の
先輩がいました。
美味しいモノを食べるのが
好きな彼女。
日本では
グルメ雑誌向けの取材で
レストランやカフェへ試食に行く
という仕事をしたそうです。
仕事を辞め、
語学留学のためカナダへ。
そこでドイツ人の旦那さんと
知り合い、ドイツで結婚。
私が一緒だった職場では、
工業製品の
購買、在庫管理をしていました。
仕事にやりがいを感じず、
かといって何をしたいか
分からない彼女は
口癖のように
「ずっとこのままなんて、イヤ。
どうしよ～、惠子さん」
と繰り返すのでした。
とは言っても
本人なりに
いくつか考えはありました。
自分が得意な料理の腕を
活かして、料理教室を
開くことだったり、
旅先で行った
ヨーロッパの美味しい店を
ネットで紹介することだったり、
さらに料理の腕を上げるため、
フランスやイタリアへの
料理留学だったり。
でもいつも自分で
却下してしまうのです。
お料理教室のアイディアが
浮かんだ時は、
自宅のアパートでは
台所が狭いから無理と言い、
旦那さんも賛成したという
短期の料理留学は、
語学の勉強はもうしたくない、
といって諦め、
美味しい店を紹介するという
昔の彼女の仕事に
最も近いことも、
他の人がもうやってる
といって何もせず。
一年半後、
会社が清算手続きに
入ってしまったので、
お互い転職をしました。
その後、最後に
一度だけ会った時には
全く前と同じように
「やりたいことが
未だに見つからないの。
私ずっと同じこと言ってる～。
どうしよう～、惠子さん」
と言っていたのが印象的でした。
やりたいこと、
自分が楽しいと思える仕事、
天職
これが見つからなくて
モヤモヤしている人は多い。
私もずっと副業、起業には
興味があったけど、
いざとなると
「これは違う」とか
「これは無理」
などと言って
前に進めませんでした。
今になってようやく、
こうやってブログを書いて
情報を発信したり、
メールで頂いた相談に
お答えしたり、
お金は頂いていないけど、
やりたいことをして
ちょっぴり幸せを感じています。
結局
何がやりたいか、
何が好きかって、
頭で考えても分からなくて、
実際にやってみないと分からない
と思うのです。
料理留学だって、
フランスには通訳付きの
短期のお教室があるし、
料理教室だって、
少人数制という方法もある。
ゼロか百ではなくて、
なるべくお金や手間が
かからない方法で、
興味があることは
少し試してみる。
そうすれば、
これはやっぱり好きだ、
とか
これは想像とは違ったとか
分かる。
つまり
自分が進めば、
道は自然と見えてくるもの。
さて、
皆さんの中にも
海外で
自分らしく生きたいけど無理
と、諦めている方いませんか。
