こんにちは、
女性の自立と
海外就職・転職のお手伝いを
目指してコーチングを勉強中、
ドイツ在住歴17年の
ブットラー惠子です
(プロフィールはこちら）。
先日も書きましたが、
私はドイツで日舞を習っています。
日舞に興味を初めて
持ったのは、日本で学生を
している時だったので、
なんと、
20年以上前ですね(汗)。
日本で英語を勉強して
海外を意識するようになってから、
逆に日本人としての
自分を意識するように
なったのです。
何か日本人らしいことを
身に着けたい、
そう考えた時に、
最初に思いついたのが、
日本舞踊でした。
さっそく
母親に相談すると、
「日本舞踊は
お金がとんと、かかるわよ。」
と返事。
かと言って、周りに
日本舞踊を気軽に習える
教室もありませんでした。
なので、その時は
あっさりとあきらめ、
カルチャースクールで
華道を習うことに。
でもそれも花粉アレルギーで
3か月ほどしか
続きませんでした（涙）。
そしてドイツに来て
語学学校に通うと、
ドイツ人の先生も
他の国の生徒たちも
自分の国の文化を
よく知っていて、
誇らしげに語ります。
一方私は日本人だというと、
お茶はできるか、
着物は持っているか、
寿司は作れるか、
などと聞かれるのですが、
イエスと答えられるものは
何一つありませんでした。
自分はドイツ人ではない、
でも日本人らしくもない、
中途半端な自分。
でも、いざ就職してしまうと、
毎日残業で仕事が忙しく、
そんなことはしばらく
忘れてしまいました。
ところが、３年ぐらい前の今頃、
会社近くのアジア食材を
売っているスーパーに
行った時のことです。
日本語の着付け教室の
広告が目に留まりました。
興味はあったけど、
お稽古事をする（心の）
余裕がない。
着物は持ってないし、
知識もない。
それ以降、
そのスーパーに行って
教室の案内を目にするたびに
習いたいけど無理だな、
と思いながら
お店を後にしていたのでした。
ところが、2年前の今頃、
再び教室の案内を目にして
何かが私を突き動かしました。
ビラに書いてあった
先生のメールアドレスに
問い合わせをすると、
次のクラスにまだ一人分だけ
空きがあるとの返事。
着物は持ってないし、
何の知識もありません
それでも大丈夫でしょうか、
と質問したところ、
大丈夫ですよ、
と優しいお返事が。
残り一人、ということもあり、
勢いで申し込みをしました。
こんな風に、
私の着物生活は、
ドイツで始まりました。
その時私を突き動かしたもの。
それは40代への決意でした。
20代、30代は
勉強、仕事と、
ひたすら前に進むことだけ
考えてきました。
ドイツに来て就職してからも、
一人で夜中まで残業したり、
上司と部下の狭間で葛藤したり、
ストレスで寝れなかったり。
そんな、がむしゃらな時期が
あったのもいいと思うし、
今だって、
仕事には全力投球。
この秋からは
コーチングの勉強も始めました。
でも、
自分が好きなこともする
そんな風に40代は過ごして
いきたいと思うことにしました。
さて、着付けを習いに行って
なぜ日舞を
習うことになったのか、
続きはまた後日。
