偶然ですがここ最近何人かの友人から、
転職するか悩んでる、という相談を受けました。
会社で何年も同じ仕事をしているので、成長が感じられない、
10年近く今の会社に勤めているので、これ以上今の会社に居ると
転職ができなくなるのではないか、
会社の販売商品に興味が持てないから仕事が楽しくない、
など、理由は皆それぞれです。
同じ仕事を長年続けていたり、
同じ会社に長年勤めている、ということは素晴らしいことです。
私は日本で会社員勤めをしていた時も、
すでにドイツに行くつもりでいたので、1年半後に
資金が貯まったところで退社しました。
ドイツで最初に勤めた日系企業も入社して2年で清算手続き
に入ってしまい、やむを得ず退社。
その後に入った会社でようやく10年勤めることができました。
色々な事情があり、10年経ったところで転職したのですが、
転職先の会社では、ドイツの法律で許されている
最長残業時間まで毎日残業。
体調を悪くし、一年で退社を余儀なくされました。
それなのに、その後あっさりドイツの会社に転職できたのは、
間違いなく一社に10年勤めたおかげです。
私は人事採用をしていたこともあり、
一社に10年勤務することが、3社に3年間ずつ勤務することよりも
採用側に好印象を与えることに確信があります。
ところで、
商品に興味が持てないと言っていた友人は、
興味のある業界への転職活動を始めました。ところが、
今よりお給料が安い、
休日が不規則
休日が不規則
それでも職場に見学に行ったら、職場の雰囲気が悪かった、
などの理由で
憧れていた仕事を諦めてしまいました。
でも私はそれで良い思います。
躊躇するぐらいなら、転職はしない方がよいと思います。
なんとなくで転職し、その転職先の職場が満足いくものでなかったら、
前の会社を辞めなければよかった、と後悔をするでしょう。
逆に
今の仕事を続けていたら精神衛生上、もしくは体調によくない、
どんな労働環境でも絶対にやりたい仕事、
ステップアップのために必要
などの理由があれば、すぐに転職するべきです。
その友人はその後、
上司から仕事ぶりについて思いがけず高評価をもらい、
仕事が楽しくなったと嬉しそうに語っていました。
仕事を楽しいと思えるきっかけは、転職をしなくてもあると思います。
という訳で転職を考えている皆さん、
転職したい本当の理由はなんですか。