ドイツではここ数年
皮膚がんによる死亡率が急増していて、
原因は気象変化による
日照時間の増加、と言われています。
私がこのニュースに注目したのは、
私も全身にほくろが多いからです。
しかも学生時代に運動部で
(今やなつかしい)ガングロ以上に真っ黒に
日焼けしていた時期もあります。
ドイツでは、日焼けをしていると
「バカンスに行くぐらい金持ちなのよ~」
とアピールする効果があると聞きます。
そうは言ってもここ数年しみが気になり、
焼いていられない私は、
夏の外出時には帽子やサングラスは忘れません。
旦那から
「お忍びの有名人みたいだね」
と突っ込まれつつも
紫外線対策に万善を期して
日焼けを避けてきました。
ただし、平日は顔に日焼け止めクリームを塗る程度。
毎日車通勤をしていると、
朝も夕も運転手席側から日が当たり、
日をあたる箇所のほくろが大きくなっているような
気がして心配になってきました。
という訳で、皮膚科にがん検診に行こうかな、と
考えていた折、
ドイツ人の同僚が皮膚科の定期健診に行ってきた
ので遅れてきました(今週の話です)。
無事に検診が終わったー!
これで2年間は落ち着て過ごせる!!
とかなり興奮ぎみ。
ふんふん、良かったね。
と答えて仕事に戻ろうと思ったら、
向こうは話し足りないのか話を続けます。
もう本当に恥ずかしかった!
ルーペでじっくり見られるんだよ~!
そりゃ検診だもんね。そんなものじゃないの?
と答えたところ、私が皮膚科検診に行ったことに
同僚も気が付いたようで
「脱ぐんだよ」
と一言。
おぉ…!それは確かに恥ずかしい。
だけど、そうしないと先生も診れないもんね…
と戸惑いながら答えた私にとどめの一言が。
「全裸になったところで、全身をルーペでじっくり見られるんだよ」
!!
えーっ!全裸をルーペで見られるー!?
分かっています、同性の先生です。
それに向こうは職業柄、
毎日何人もの裸体を診て(もしくは見て)いるはずです。
それになんと言っても、がん予防のための大切な検診です。
生死に比べたら、全裸をルーペでみられる羞恥心なんて
全然無意味なもの。
それでも久しぶりにドイツで衝撃を受けました。
ドイツは医療先進国と言われています。
それなのに、こんな原始的な方法しかないのでしょうか。
という訳で、いつか
勇気が出て検診に行った折にはまたご報告します。