ドイツで初めての企業研修(インターンシップ) | ブットラー惠子 グローバルパーソン向け キャリアコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスの悩みを解決する思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

私が2002年にドイツに来たのは、

まずドイツ語を勉強しその後、就職するのが目的でした。

 

それでも最初は、

ドイツ語がネイティブでもない私でも就職ができるのか

そしてどんな就職口があるのか、

全く検討がつきませんでした。

 

できれば、ドイツ企業希望。

でもドイツ語の自信はない。

 

それなら日系企業ならもしかして?
でも求人なんてしてるの?
それにどれくらいのドイツ語力が必要なんだろう?
 
では日本食レストラン?
飲食店で働いた経験はないし、向いてるとも思えない…。
 
かといって何かのフリーランサーで
お金を稼ぐ能力もそのためのビザもなし。
 
という訳で、
正直就職なんて出来ないのでは、と思いながら、
毎日ドイツ語の学校に通っていました。
 
そんなある日、友人の誘いで
フランクフルト独日協会の定期的な飲み会のような
集まりの場に初めて参加しました。
 
その時にいらっしゃった独日協会の方が
とても気さくな方だったこともあり、
就職活動をしたいと思っているという旨を
特に何を期待するでもなく、
軽い気持ちで相談してみました。
 
悩んでいる時には人に相談してみるものですね。
 
どこにどんな縁があるか分からないものです。
 
なんと運よく!
ドイツ語を勉強している日本の大学生向けの
企業研修いわゆるインターンシップでまだ枠があるので
参加をしないか、とお話しがあったのです。
 
ちなみにインターンシップのことは、
ドイツ語では「Praktikum」といいます。
 
場所はメッセ・フランクフルト
(いわゆる展示会の運営をしている会社です)。
 
Messe Frankfurt
 
ドイツ語には自信がありませんでしたが、
ここでこんなチャンスを逃す手はありません。
 
通訳家、翻訳家を目指している訳ではないので、
私にとって
ドイツ語はコミュニケーションの道具です。
 
与えられた仕事が、
どういう背景で
なんの目的で
その後に何が起こるのか、必要なのか
 
ということを把握していれば
語学力に関わらず
仕事を処理することは可能なはず!
 
そんな意気込みで仕事に取組み、
そして実際にも、ドイツ語が話せない割には
仕事ぶりには満足していただけたようです。
 
ある日もうじき産休に入るという方が、
私が産休の代理をできないか
人事に聞いてみる、と言ってくださいました。
 
わぁ、なんてラッキー!
就職できちゃうかも?!
 
…と期待しましたが、
産休の代理はあいにくすでに決まっていたので
採用はされませんでした。
 
それでも数週間ですが
初めて「ドイツ企業で働く」
というかけがえのない経験を得ることができました。
 
どこにどのような縁があるか分かりません。
 

よく言われることですが、

何事も諦めないことが大事ですね。

 

ちなみに私はこの企業研修が終わって、一度日本に帰国しました。

 

数か月後、再びドイツに渡りどのように就職活動をしたかは

また別の機会に。