私は今、顎関節症、逆流性食道炎、緑内障をわずらっている。
昔は、両肺気胸(肺に穴があく)、虚血性大腸炎をはじめ、入院手術を繰り返してきた。
よく世間で言われることは、
「病気とは、自分を見なおすチャンスをくれる絶好の機会だ」とか、
「あなたに必要だから、神様が与えてくれた試練だ」とも言われている。
だが、重い病をかかえた人間に、そんな言葉は何のはげましにもなりゃしない。
私は、自分の体調不良を思うに、こう実感している。
「そんな言葉は、人ひとりの上に、ただ思考が湧いただけ、余計な考えがくっついたものだ」と。
「本当に病気という事実を見た時、その病気には何も意味などくっついてはいない」
「生きている・いのちの一部として、現れる時が来たから現れただけなのだ」と。
歳を取れば、誰でも不調は起きる。いのちの一部として、起きるべき時に起きただけ。
病気が湧いただけ。他に何もない。
病気はいのちの一部なのだ。
それに委ねた時、あなたは大安心・くつろぎが生まれるだろう。