お勧め音楽講座 | あるジイさんが見たもの

お勧め音楽講座

先週の話しなんですが、小音楽ホールが主催する音楽講座に行っていました


タイトルは「お待たせいたしました、ホルンの魅力大解剖」

 

「初心者のために楽しく学べるクラシック講座『リリス藝術大学クラシック学部vol.10』」
という90分講座で、今年度10周年を迎える講座なんです
私は、昨年から聴講しているんです
オーケストラで使う楽器の話し実演、どう使われているか動画や写真紹介
そして講師のピアノとゲスト講師の楽器との実演奏が入るという構成です

 

会場の音楽ホールは満席でした。300席の小ホールですが、観客席に傾斜がしっかりつけられていて、舞台がとても見やすい音楽ホールです

 

講師の加藤教授は、NHKFMで長いことクラシック番組を持っている人で
お話しがとても上手なんです
藝大卒で日本のクラシック畑で活躍している人なんで、知識も豊富です
ゲスト講師も、活躍している現場の音楽家が呼ばれています

今回は「ホルン」の話しだったんですが、
ゲスト講師はNHK交響楽団首席奏者福川伸陽氏
個人所有の古式ホルンやら実物資料を準備~持参してくれていました

 

講師及びゲスト講師は、しっかりと講義ができる人で、演奏でお茶を濁す「音楽講座」とは一線を画しています


今回のホルン・・・・
楽譜上の音階全てを、出せるものと思っていたんです
違ったんですネ
限られた音(倍音)・・・8音・・・しか出せないのです

では、どうしているかってな話しなんです
  異なる長さ「管」を取り付けてる
  唇の振動によって音階を出す
  ベル(ラッパ部)に右手を入れると、音階調整ができる

また、ホルンって金管楽器の中では、演奏が最も難しい楽器なんだそうです

その理由は
  マウスピースが最も小さい
  息を入れる角度、スピード調整が難しい
  唇の振動の微妙な調整が必要
  音域が4オクターブと幅広い

要は音程コントロールが非常に難しい楽器で
ちょっとしたことで、異なった音程に変わってしまう所にあるようです

 

講座終了後、ホール係員の監視の元、福山氏使用及び所蔵ホルン見学ができました。ホースにジョウロがつけられたものは、ホルンの原理説明

に使われたもの(立派な倍音を聴かせてくれた)。右下ホルンが狩猟民族が馬上で使っていた近代ホルンの原型となるもの。中央のホルンと

大きさが異なる管は、1800年代(古典派後期)のホルン。長さの異なる管を交換する事で、豊かな音階を出す。ベートベンはホルンが吹ける

と言われ、交響曲で盛んに利用したと言われている

そんな所からくるのでしょうか?
通常、オーケストラの金管・木管の楽器構成は各2台なんですが、
ホルンだけは4台構成なんです
滑らかな演奏を聴かせるために、
メンバー間調整で、息継ぎ個所を変える事もあるそうです

この講座を聞くまで、全く、そんな事を知りませんでしたネ
ホルンを始め、音楽家の努力って・・・大変なもんなんですネ

 

 

この講座の受講料は、今年度値上がりしたんですが、5回講義で5500円、まだ格安なんです
リリスという小音楽ホールは座席数300なんですが、満席完売になるそうです
学校の音楽教師や街の音楽教室の先生方の聴講も多いそうです

 

原始のホルンは角笛(ホーン)が原型。日本にもほら貝があったという。ゲスト講師は、大河ドラマ「どうする家康」でほら貝シーンの吹き替え

を担当していたと言う。肩書に「ホルン奏者・ほら貝奏者」と付くのはゲスト講師だけだという。写真右下の現代ホルンがゲスト講師が使うホルン。

お安いものではないそうだが、古代ホルンの方がもっと高価(時代的価値が高い)だと言っていた

 

1講座当り1100円、知識は増えるし、本格的なプロ奏者の演奏も聴けるし・・・
本年度は満員だけど、来年度も開講するそうだから、
クラシック好きな方には、お勧めできます
ただ・・・楽譜をスライド表示しての説明もあるんですが
楽譜の読み方とか、◇◇長調とか◇◇短調とか、全く、初歩説明をしてくれません
読めるものとして話しが進むんで・・・・そこらは覚悟が必要ですネ

 

 

最近、オーケストラ演奏を聴いていても

音の聴き方や、演奏中の奏者への目の付け所も、ずいぶんと変わってきた私です・・・・・・