いいもの 聴いた
昨日28日(土)は、小さなホールでのコンサートに行っていたんですけど・・・
これが・・・・メチャクチャ良かったんです
小さなホールなんですけど、ちゃんとした音楽ホールなんです
座席数は7列100席しかないんです
舞台は低めで、横長・長方形の観客席に、舞台がはみ出してついたような、
結果的に縦長・長方形のシューズボックス型ホールです
床はわずかな傾斜がついているけど、まぁ、ほぼ平面床みたいなもの
そこに、音響を考えた木製背もたれ固定席が、舞台を囲むように15席x7列
普通の音楽ホールより舞台高さは低め・・・・
何と言っても、舞台と座席が近いんです

見た目は小さなホールだけど、ちゃんとした音楽ホールでした。天井が高く、この空間いっぱいに弦楽器の音いっぱいに広がりました
昨日のコンサートは、
読売日本交響楽団コンサートマスター・長原幸太氏を中心に
ヴァイオリン2本、ヴィオラ2本、チェロ2本での弦楽六重奏だったんです
ヴァイオリンは、長原氏に習いに来ているヴァイオリニストの中から、
「一番野太い音を出す人を連れてきた・・・」と言う・・・
その人が、若手ソリストの女性だったのでした
ヴィオラの鈴木康浩氏は、読響のソロヴィオラ奏者でもあり
3つの音楽大学で後進の指導にあたっている講師でもあります
鈴木氏の知り合いで、いい演奏をする若手を連れてきたと言います
チェロは、長原氏が声をかけた若手演奏家と、その人が連れてきた人
いずれも、多くの受賞経験やら、各所での育成プログラムに参加していた人です

読響コンマスの長原幸太氏。写真はオフィシャルサイトから撮ったものです。アンコールでは、
連れてきた女性ソリストをファーストにしたんだけど、よくアイコンタクト取るセカンド役を
担っていました。きっと面倒見のいい人なんでしょう
プログラムは、2曲のみで
前半はチャイコフスキー最後の室内楽作品:弦楽六重奏≪フィレンツェの思い出≫
第1~第4楽章まで50分近い大作です
休憩後の後半は、ブラームスの若い頃の作品:弦楽六重奏第一番
アンコール曲含め、ほぼ2時間のコンサートでした
常設ユニットではないにしろ、この6人ソロ演奏のまとまり良さは、さすがのプロ奏者たちです
フォルテではがんがんと、ピアニッシモでは美しいハーモニーでと、美しくメリハリがありました
特に休符前後の揃いは格別でして・・・
「静寂も演奏された音楽」・・・てな印象を与えてもらえました
文化庁と日本芸術文化振興会の助成と、神奈フィルの協力もあるようでした
おそらく・・・ですが、
チカラのある若手演奏家に、より経験を積ませたい・・・てな事もあったかも
これが100席たらずの人だけに演奏され、チケット代は3、500円
すごいお得感を感じた私です

演奏後やアンコール、アンコール後には、小さな音楽ホールに響き渡る万雷の拍手
何度も舞台に出て来て、挨拶する演奏者たち
何よりも、若手演奏家たちの嬉しそうな微笑(ほほえ)みが、何ともいえませんでした
それに、列最後に袖に帰る長原氏が、独り、深々と頭(こうべ)を下げたことが・・・・・