そういえば、5日ほど前に死にかけた。



サークルの飲み会に参加した後、自分のアパートに帰ったオレは、早速風呂に入って暖まろうと思いながら自分の部屋の前に着きカバンから鍵を出そうとした。すると、鍵がどこにも見当たらない…


時間はすでに2時をまわっていた。オレはすぐに飲み会をした店に連絡をしたが、鍵は見当たらないという。そこでよく思い返してみると、バイクの荷物入れるとこにさしっぱなしだった事に気付いた…


バイクは学校である(酒を飲むから置いてきたのさ)。

…どうする…今から戻るか…?しかしこの真っ暗闇の中を酒を飲んだ状態で(酔いはすっかり醒めていたが)学校まで行くのは危ないと思い、オレは一夜をアパートの下にあるコインランドリーのベンチで過ごす事にした。


その時の気温は5度。オレはシャツ一枚にジャケットという薄い出で立ちだったため、本気で死ぬかと思った。


その夜はコインランドリーに落ちてた大きなビニール袋に入って眠った。そして次の日の朝、パラパラと雨が降るなかオレは学校までのおよそ1kmを歩いていき(依然としてとんでもなく寒い)、帰りはバイクで凍えに凍えて帰った。






頼りになる家族も友達も無い土地で寒さに凍えると、かなり心細くなる。


しかしてオレは異国の地最初の危機を乗り越えたのだった。