昨日、友人の大塚博章君が出演するプッチーニのオペラ「トゥーランドット」を観て参りました。
かなりレベルの高い公演だったと思います。
歌手の質も高く、とくにカラフ役のルディー・パークさんは素晴らしかったです。
カラフ役のテノール歌手があそこまで立派だと、とくにこのトゥーランドットでは演目全体が締まるように思われます。
大塚君が演じたティムールも、安定感があってとても良かったです。リューが死んだ後の場面では、会場中が本当に悲しみに包まれてました。
そして何と言ってもオーケストラ(読売日本交響楽団)が素晴らしかった。
終演後に大塚君を訪ねて楽屋に行った際、懇意にしている読響のヴィオラ奏者の方ともお話をいたしました。そのヴィオラ奏者の方曰く「今回は指揮者が良かった!」とのことでした。確かに10年前に同じ会場で観たトゥーランドットでは、歌手は良かったのですが指揮者がひとりで音楽を壊していたような感じでした。当たり前のことではありますが、やはり指揮者は重要だと再認識いたしました。
今回の公演は全体的にかなりハイレベルでしたので、何の違和感も無くオペラに入り込むことができ、満足のいく公演でした。
今まで私の観たオペラの中でも、かなり上位に位置する公演だと思います。
大塚君、そして読響の生沼さん、小山さん、田中さん、素晴らしい演奏を本当に有難うございました。
そしてお疲れ様でした。