★アヤワスカの後の感覚


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アヤワスカセレモニーを体験した後から



この場所にいる私の気持ちが今までと違う事に気づきました。

川の水で食器を洗っている時、

夜、ろうそくの火で過ごしている時、

火を焚いてシャーマンと奥さんが歌を歌っている時、

遠い昔もこうやって過ごした事を思い出し、涙が出てきました。




ペルーに対しても、最初は全く思い入れが無かったのに、

いつの間にか懐かしい場所になっていました。

日本に帰るのが名残惜しくもなりました。

またいつかこの土地に戻ってきたいなぁと感じました。



そして気がつけば帰国に向かって動き出す日が目の前となっていました。





★ジャングル最終日は特大マスとパンケーキ、そして帰路へ



ジャングルでの最終日は一日バタバタしていました。



山のふもとのご近所さんが特大のマスを持ってきてくれて、

1人1匹、さばいて料理する事になりました。




恥ずかしながら私は魚をさばくのが初めてで、

最初は全然気乗りしなかったのですが、

いざやってみたら案外面白かったです。




特大マスは大味だろうとスパイスと小麦粉を沢山つけて揚げ焼きにしました。

ジャングルの包丁は錆びてるし切れないしで(言い訳)、

見た目は悪いですが、普通に美味しかったです。





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私よりも、シャーマンと奥さんのマスの方がぐちゃぐちゃでした・・。

その辺は私たちは流石日本人なのかしらと思いました。



ご飯が赤いのは、ジャングルに生えているアチオテという実と一緒にお米を炊いているそうです。


アチオテ↓



その後、シャーマンの奥さんが作ってくれた絶品パンケーキを食べてから、

ふもとまで雨の中を歩いて下山しました。

ふもとに降りてからも、キラバンバまでは車で約1時間弱。

タクシーも無い場所から、一体どうやってキラバンバまで行くのかと思ったら、



山での仕事が終わって街までトラックで戻るはずの人をあてにし、



その人のトラックに先に乗り込んで帰ってくるのを待つ事になってしまいました。



雨の中、ビニールの屋根がついているトラックの荷台に座り込んだのですが、



その人、幾らまっても来ない。

私たち、明るいうちにホテルに着くのかしら?



と不安になりました。



ペルーに住む人たちって本当にのんきというか、プランがドンドン変わっていく。



サラさんがそう言ってたけど、この日の私たちはたしかに振り回された 笑。



だって、さっき聞いたプランがもう次に聞くと別のものになっている。



日本人て そういうのに慣れていません汗



計画性の無い帰り方に苛立ち

「トラックで待っているのなら歩きだそうよ」



と待っていられずに とうとう先に進んで歩き出す私たち。



仕方なく一緒にトラックから降りて歩き出すシャーマンの奥さん。



道を下って行くと、翌日の市場に出店する為に同じトラックに乗せてもらおうと、



雨の中 道端にじっと待つ人々がいました。



子犬、鳥のヒナ、ネズミ、果物などが入った大きな箱や袋を抱える



インディアカのおばちゃん達、



若い女の子、



男の人たち。



皆「今日は何で遅いの?」みたいなことを口々に言っていたようだったけど



この土地の人達は皆、流れに逆らわないから私たちみたいにはイライラしないんだろうな。


急ぐ理由も無いというか。

それで誰かを待たせたり 

予定が変更しても 

きっと大した問題ではない。


いかに私たちが便利すぎて時間に追われた世界にいるのか思い知りました。



雨が降り続くなか、やっと後ろから来たトラックに拾ってもらい、

満員のトラックの荷台に乗り込み



不安定な山道を揺られながらキラバンバに到着しました。



キラバンバに着いた時は夜になっていました。



先にキラバンバにバイクで到着していたシャーマンと合流し



シャーマンと奥さんがフライドチキンの美味しいレストランに連れて行ってくれました。



チキンデカイ。




もちろん食べきれず、残りは翌日のバスの中のお弁当になりました。




皆で飲んだペルーのビールは美味しかったです。





シャーマンはコカの葉をつまみにビールを飲んでいました。




コカの葉は コカインの葉。



これが抽出されるとラリッちゃうんですね。

葉っぱは大丈夫みたいですにひひ

クスコでも 高山病予防にお茶で沢山飲ませてもらいました。



別に美味しくないけれど私も真似して食べていたら 



シャーマンが翌日



袋一杯のコカの葉を私に持たせてくれました。 笑



もちろん日本に持ち込みは禁止なので、



帰りにクスコの宿のご主人にあげて帰りました。笑




つ づ く 宇宙人