★ペルー入国から4日目でようやくジャングルへ





ジャングルへは、クスコからバスで8時間かけて着いたキラバンバという街から、

さらにタクシーで山道を1時間近く登り、そこから約1時間の登山をして到着した場所です。

ご近所はふもとの、徒歩1時間下のお家だそうです。

外国の田舎に良くありますが、近所が遠すぎる笑。

ジャングルは、緑と、水と、緑、そしてみどり。

濃く、そして深い。空気は澄んでいて何もかもが美しかった。

見た事のないきれいな鳥が聞いた事の無い声で鳴いています。

エネルギーがここは違う、と言われていましたが、

確かにどこか凛とした優しいものが感じられました。



ジャングルでする瞑想は、1時間が20分のように感じました。

全てが研ぎ澄まされていた感じでした。

食事は、シャーマンの奥さんが毎日毎食べジー料理を作ってくれました。

冷蔵庫の無い場所なのに、パスタやご飯と色んなスパイスを使った野菜の料理を作ってくれました。


どれも美味しく、ついつい食べ過ぎてしまいました。

飲み水、生活水は川の水です。

必要な時やお皿を洗う時には外の水場へ。

この川の水、やわらかくてとても美味しい。

んーと、このコップとか、多少キタナイ・・?でも大丈夫ね♫ 

が、気がつくと、もう全然気にならなくなっている事がなんだか楽しかったです。

実際お水や食べ物でお腹を壊す事はありませんでした。

着いた日は、洗濯をしたり、

気温が暖かい内に、と水シャワーを浴びたりしていました。

夜はなんだか興奮して、あまり眠れなかったと思います。



★アヤワスカ体験

アヤワスカの儀式は、ジャングルに行ったら体験しようと思っていました(アヤワスカについてはWikipediaなどでご覧ください)。

サラさんが信頼しているシャーマンのもとでの儀式だったので、とくに不安はありませんでした。

アヤワスカがどういうものなのか、サラさんのブログとネットで多少見てはいましたが、

なんとなくあまりそれについて詳しく聞こうとは思いませんでした。

あまり最初に頭に情報を入れずに体験した事は結果的に私には良かったのかもしれません。

ただひとつ、「アヤワスカは意図設定が大切」とサラさんが言っていたので

意図はしっかり持って望みました。

ジャングルに行く時点で意図がありましたので、そこは簡単でした。

テンプルと呼ばれる小屋で儀式が始まる前に言われたのは、

アヤワスカは見たいものを見せてはくれるものではなく、自分に必要なものをみせてくれるということ。

アヤワスカを受け入れて、心を開く事。

そして自分自身に許しを与えること。

あと、アヤワスカの効果のひとつとして、“Dissolution of ego” = ”エゴ崩壊”があることも説明してくれました。

Wikipediaにも書いてありますが、アヤワスカで起こる(一時的な)エゴ(自我)の崩壊がセラピー効果をもらたす、ということでした。


りょうかい。

ドキドキしながらお願いしますと心の中でジャングルのスピリットにお願いしました。

そしてシャーマンから渡されたショットグラス1杯(結構量が多かった)のアヤワスカを飲み干しました。

味は、一言で言うとすっぱマズイ。その後40分ほどの瞑想がありました。

瞑想が終わるあたりでしょうか。

ムカムカと気持ちが悪くなり、座っていられなくなりました。

横になってから少しして、音楽の誘導が始まりました。

目を閉じているのですが、見えるのは一面の幾何学模様でした。

幾何学模様が、形を変えながら、大きく動いて回っていました。まるで万華鏡のように。

目を閉じていても、見えているものはとっても明るい。

色は全体的にオレンジのようでした。

模様は音楽とともにドンドン変わります。

そして、気持ちが悪い!脳が溶けそう。

何度か用意されていた袋に吐いたと思います。

幾何学模様から大きな芋虫のような物がでてきて、それを見ながら私は苦しくて、粗い呼吸をしながらうめき声をあげていました。

シャーマンと彼の奥さんが何度も来て私の顔や身体を聖水で浄化してくれました。

胸骨を押してくれたり手を握ってくれると少し落ち着きました。

アヤワスカが抜けるまで大体の人は5,6時間かかると聞いていましたが、私の場合は起き上がるまでに10時間以上かかったようです。

どうしてかはわかりませんが、私にはものすごい体験でした。


つ づ くおやしらず