もう疲れていた…仕事場へ行ってもまたぐじぐじ苛められてしつこいくらいうちの職場は『犯人探し』が大好きでバカげてた…あたしはもう無理だと確信してしまった…いっそやくざの愛人に紹介して貰い仕事をするか悩んで居た…みんな裏切るのは多分あたしが悪いんだろうな…安定剤は欠かす事なく飲み口に物をいれれば吐くだけ…家に帰れば冷たい部屋の中あたしは片言しか彼とははなせない…
それでも仕事をしてお金を貰ってる以上あたしは何も言えない…短い間の時間の中だと想うことにした…何だか悲しいけれどそれが現実なのだから…あたしの支えは何だろう。彼は全く口を聞かない…職場も何だか解らないし…少し疲れたかな…
夜は不思議なものでいろんな事を考えさせてくれる時間…自分自身の事や周りのこと、そしてこれからの事…繋ぎ止めれないもの、優しくなれないこと…あたしは本当に性格が悪かった…今もかもしれないけど傷つけてた事、人の気持ちになって気が付いたのはなんとも遅い高校生の時だった…笑えるけどあたしはなんにも考えなく生きて居た…クラス替えで登校しない子が居て、何でなのかな?と想ったら先生に『あなたと同じクラスではイヤだ』って言われたこと…あたしにはなんにも気が付かなかったけど今ならそれが解る。あたしはやりたいように生きてきたから…今もそれは変わらないけどきっと知らないうちに『あたしはこんな人』と周りに認識させてしまったこと…だからあたしはそのころの友人を全て無くしその女の子へ注いだ…昔の友達からは沢山裏切った、と苛めにあったけどあたしは負けなかった…だってあたしのせいで辞めるなんて言われたり来たくないなんて言われる方が切なかったから…あたしはそんな苛めも耐えて彼女と友達になって初めて人の痛みを知った…みんな人を傷つける強さは沢山あるのに傷つけられたらよわるから…今あたしは何に向かい何処へ生きてるか解らないけど今あたしがその頃の立場になっててもお金をもらってるから言えない…