彼はすぐに出張になりあたしはシェリーと2人寄り添い逢っていた。ただ『孤独』から逃れられずあまり動けないまま眠れない日々が続いた…好きなアーティストのライブビデオを観たり、ジグゾーパスルを買い込んで一日中やっていた…病院の定期検診もあり、病院では動かなくなっている左の卵巣を動かす様に、と薬を与えられた。それは辛くてあたしは耐えられなかった…今ならもっと良いのがあるだろうけどあたしは鼻に直接注入するものだった…吐き気はひどいし医師に伝えたら『副作用だから辞めましょう』と言われた…独り毎日夜が来るのが怖くてシェリーと賢明にジグゾーパズルを腐るほどやっていた…
退院が決まり彼と母が迎えに来てくれた。痩せたあたしを観て2人は驚いていたけどあたしは『退院したらすぐ治るよ』と笑顔で行って久し振りの家へ帰った…そしたら彼はちゃんとしとくと言ったけどシェリーはやんちゃな歳だから部屋は汚れて居て、シェリーは汚しまくって居て寂しかったのだろうとあたしは抱きしめゆっくり掃除をし始めた。これから現実が待っているのも解らなくてただ暑い夏の日なのにあたしは寒くて長袖を来て何時から仕事へ行こうか悩んでた。こんな体だしせめて点滴の跡が消えるまで、とは想った。夜彼と2人になり話し合った。子供が産めない事など。そしたら彼は『俺子供嫌いだし良いよ』と彼なりに受け止めてくれた。あたしは複雑な想いから考えて行く事にした…
そんな中毎日の様に年下の彼はあたしを笑わせに来てくれた。『俺は傷がどんなでも、子供が産めなくても守るよ』と。暖かい言葉だった…昔聞いた事があった。『生きている人生の中で3人だけ本当に自分を愛してくれる人が居る。それを見極められたら幸せになれる』と。あたしは考える時間は沢山あったけどこの年下の彼について行っていいのか?本当に優しいけれどあたしはやはり彼の弱さも強さも、そしてあたし自身の強さも弱さも知っている彼じゃなきゃダメなのかな?とか…考えるには長い入院だった…体は少しずつ良くなって来たものの体重がかなり落ち、割とぽっちゃりしてたのにあたしはあっと言う間に40を切って居た…入院生活で運動もしないので体はだるいし、起きあがる事も出来なくなり、車いすでの移動や煙草を吸うにも車いすで行ったり、年下の彼が来た時はだっこしてもらい移動する位だった…早く退院したい気持ちでいっぱいだった…シェリーに逢いたい…まだ小さいから側に居てあげたい、と想った…もうすぐ退院出来る中あたしはどうなるのか不安だった…