あたしは薄れ逝く中彼を観たら働くから、起きて、と言われた一言 は聞こえたが後は何も聞こえなくなっていた…あたしは危篤になってしまったらしい…後で聞いた話では顎が下がると呼吸をして居ない為彼は必死になり顎を持ち上げ少し静かに呼吸するあたしはこのままでは死んでしまうと想い慌てて救急車を呼び大きな大学病院へ連れて行かれたらしい…看護師から『危篤なのでご両親に連絡をして欲しい』と言われたらしく彼はあたしの携帯から親へかけたらしい…親と兄貴はすぐに駆けつけたらしいけれど彼は初めてそこであたしの家族に逢い『全て僕が悪いんです』と言い続け泣いていたと聞いた。それから保健所は抜けて居なかったので真夜中旦那さんが保健所を届けに来てあたしに逢いたいと言ってくれたらしいが親が今錯乱状態だから逢わない方が良いと言って帰ってもらったらしい…うちにはお金なんてなかったから彼は遠く離れた病院から歩いて帰ったらしい…あたしの意識が戻ったのは2日後位だった…兄貴に送られまだ意識がもうろうとしてないままあたしは彼の待つ家路へたどり着いた…あたしは生きてしまった…親父の元へ逝きたかったのに…ぶざまな自分を嘆いた。彼とあたしの家族が対面したのはそんな始まり方だった…