どの位経ったのだろう…手術が終わりICUへ入った。手術は成功 したけれど後遺症などが残る可能性は高い、と言われた…あたしは考えていた。何をしてあげれただろう…勝手に家を飛び出し男を戒めて今あたしは何をしてるのか…でも親父には『自慢の兄貴』が居た。学中の時は荒れて仕方なかった兄貴も親父の為に親父の憧れの仕事に就いた。障害者の子供でも自慢出来る兄貴が居た…それが救いだっただろう。あたしは兄貴とは仲がかなり悪かったから唯一兄貴に親父は任せていた。あたしはめったに口を聞かない兄貴に『彼も来たがってるから呼んでも良いですか??』と聞いたら『結婚もしないでだらだら暮らしてる男は家族ではないから無理だ。お前さえ呼びたくなかった』と言われた。当たり前だよね。あたしは子供であっても子供でない腐った女になっていた…彼に連絡をして手術は無事終えた事を伝えたが兄貴の言葉は言えなかったから『家族しか今は無理みたい…』としか言えなかった。それでも待合室まで行きたい、とは言ってくれたけどあたしは彼を傷つけない様に断り『落ち着いたら帰るね』とだけ伝えた…