親父が倒れた、との連絡ですぐに病院へ向かった…家族だけ呼ばれ暗い部屋で脳に腫瘍があり、『今点滴している薬が体の中で受け入れられたら明日手術に入ります。無理であれば諦めて下さい』との事だった…あたしは何が何だか解らずその日は病院へ泊まり次の朝を迎えた。手術が出来ると言う事だった。ただ成功するかは解らないから油断は出来なかった。意識のない親父にあたしと母は手術室まで付き合うと突然おやじが目を開けた時、母はあたしの手を払いのけ親父に『頑張れ!!』と声をかけていた。そのまま親父は目を閉じ手術室へ行った…あたしはなんだかこんな時に想うのも変だけど『愛』をあたしは感じた…何だか不思議だけど母の愛をすごく感じた…あたし達は手術が終わるまで会話はしなかった…