
雑誌KRAZyのなかで、人気のあったのがこのWR250Xでした。
多くのメールをいただきました。
アッザース!
なので、もう少し他の角度のカットも。

雑誌のなかのこの真っ白なヤツです。
このゴールドのマルケジーニや、
Ysギアのカーボンサイレンサーカバーがきいているように思います。
このデザインって、デザイナーの強い意志を感じるんですよ。
レーサーレプリカじゃない、ストリートのためのバイクなんだ!っていう意思です。
(どうなんでしょうか、ヤマハさん)
ゼッケンカバーをやめた、というところにそれを感じました。
あったほうが一般的で売れやすいと思うんですが、あえてとった。。。
勇気あるなぁ。
デザインした方も、それを許可した方も。
あ、すいません。話がそれちゃった(汗。 なんかそーゆーのが気になるんです。

こんなグラフィックにしてたこともありました。
ストリートに似合うようにスピード感の無いデザイン、てのが表現したかったことでした。
今のファッションって、スピード感が無いですよね。それにあわせようと。
バイクは乗るひとが見えデザインの一部になるから、その時代のファッションに似合うようにしようと考えました。

このWRはこんな具合にかなりローダウンしてあります。
東京のMoto Shop TOYZさんで作っていただきました。
MOTO1にも参戦していたあのTOZ Racingさんです。
かなり低くなっていて、足もぺったり。
女の子でも足がつくようにって、ぎりぎりまで下げています。
今もこのアシのまま乗ってますが、いいですよ。

これ↑は、モタードって街中最強かもってことで、モタードはシロバイに向いてる。
ってことで、やった企画。
これの裏コンセプトは、あの漫画ワイルド7を今やるなら主人公はモタードでしょ、でした(汗。
2年くらい前に、実際に映画ができたわけですけど、モタードじゃなかったなぁ。
このとき、モトライダーForce誌で「逃げるならモタードが最強」という風に、コラボしてました。
このウェブマガジンの本サイトにも、高山選手の紹介記事に流用してます。↓
http://krazy-web.com/JP/report/content01/index.html
WR250X、発売から時間がたって、最近はかげが薄くなっているように感じますが、
中身はかわらないんですよね、高品質です。
このデザインになって、サイドゼッケンが無くなり、サイレンサーが見えるようになりました。
結果、そのボールドなサイレンサーが目立ちました。
でも、ちょっと目立たなくしたいなぁ、
なんだけど、スタンダードのデザインは残したいなぁ。。。
なら、そのサイレンサーの近くにもっと目立つものを配置して視線を奪っちゃえ!
と考えて、マルケジーニのゴールドのホイールを履きました。
マルケジーニはその精度の高さと高性能はずば抜けていると感じていたからもあります。
(マルケはMOTO1などのレースで圧倒的な高性能を示しました、スポーク以外では今ではこのマルケジーニのみです。
かつてはいろんなキャストが使われていましたが、強度が足りないなどで消えて行きました。
精度が高いことや鍛造であることに加え、メンテナンスなどのサービス性の差も大きかったと思います。
今ではトップマシンのほぼ全車が採用しています。そこからもレースでの高性能ぶりが伺えます。)
このモタードバイクの「動きがあって力強いデザイン(跳ね上がったエクステリアデザイン、ファットなタイヤ)」には、
それとは逆の「洗練感のある都会的」なものと組み合わせるほうが
面白いかなと思いこのホワイトの外装にしました。
(モタードバイクの魅力のひとつのような気がします。野獣性と都会性のミックス感、です。
これは今の時代の特徴のような気がします。そういう商品って多いですよね。
いろんな商品を担当する強くと感じます。)
白の外装は今ではXにもありますが、この時はRの外装をつかいました。
え?リクツっぽいですか。
スイマセン。。。
仕事で(表現でお金をもらうには)デザインや表現を作っていると、クライアントに説明しなきゃいけないことが多くなりました。
やっぱ、大きなお金が動きますから。
そうでないと、決めるほうは、勇気だけで決めることになります(もしくは信頼か)。
それはいくら何でも難しい。決定するひとに大きな重荷がかかってしまいます。
でも理解できたら、信じれます。信じれたら、じゃやろう!と言ってもらえる。
特に今までにない新しいモノをつくろうとする場合は、理解しにくいですから。
宣伝部などの担当の方がデザインや表現が理解できる場合なら、説明なくても
「いいね!意図はわかる、OK。これで行こう。たぶん目的は達成できる」と、なるのですが
今は宣伝部の方も専門職じゃないので、説明が必要になっています。
絵コンテやスケッチから、実際を想像するのは難しいですから。
またロゴやマークの場合は出来上がっても、
それが目的を達成する正しいモノかどうかの判断はプロでも難しいですし。
このWRは見た目が主なカスタムです。エンジンや排気系やブレーキはスタンダードです。
エキセントリックな出力がいいとは限らない、と考えていたのもありますが
オリジナルのデザインのメッセージも大切にしたいな、と思って。
今もKRAZyでは乗っています。とてもいいバイクです。
ちょこっとコンビニへ、もOKだし、通勤もできるし峠もバッチリ、
ロングはきついけど、往復200キロくらいのツーリングなら問題無いし。
それなのに、レースでも活躍するくらいの高性能もあります。
今はパーツも多いのでカスタムもしやすいし。
あ、そうだ。細部でいうと、ナンバーステーなどもTOYZさんのものを使いました。
これ、気に入ってます。
オリジナルのパーツを利用してて、デザインがスマートで安価。(今もあるのかな。このパーツ)
ZITAのパーツもかなり使ってます。タイヤはミシュラン。
レース用じゃないので、ハンドガードなども最初はつけませんでした。
ストリート感を大切にしたかったので。
あ、POLICEバイク以降はハンドガードつけた。(汗。
WRどうですか。
いいですよー。。。
WRに買い替えを決めた方がいらっしゃるとメールで聞きました。
もう納車されましたか?
宮城のSさんの友人の方でしたっけ? (違いましたっけ。間違っていたらゴメンなさい)
今度写真送ってくださーい。
あ、カスタムバイクの写真募集をしようかなと思っています。
次号の雑誌KRAZyの記事です。
近いうちの告知させていただきまーす!
どっかに集まるのもいいですかね。。。 あ、でも、それじゃ遠い人は来れないですね。
北や日本海はまだ寒いし。