MOTO1という文化とKRAZy | KRAZy TOPICS

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MOTO1には、全く新しい形のレ-ス文化の可能性がここにはあったように感じました。

以前から仕事で、二輪スポーツに関することをやっていていくつかの問題点を感じていたんですが、

MOTO1なら、今の時代とニーズあった形にできるのかな、と感じたのです。

当初はスーパーモタードというスポーツにに興味を持ち、選手として参加していましたが

途中からは選手としてではなく、裏方として参加しようと決め

ここまでやってきました。

それがKRAZyです。

MOTO1 promotionsが06年に無くなって、その生まれかわりがこのKRAZyです。




このMOTO1は最高峰クラスを「全日本」ではなく、「All Stars」という名前にしたところに

そのコンセプトが現れています。

また、スーパーモタード全日本ではなく、MOTO1と名づけたところにもそれはうかがえます。



最大の特徴は、参加者のためのレースでもあるのですが、

応援などの観るひと(サッカーではサポーターと言います)を第一に考えたレースにしようという考えです。

どう頑張ってもスーパーモタードスポーツをやる人を作ったとしても、1000人いけばいい。

1万人は非常に難しい、し、時間もかかる。

が、観る、楽しむ、応援する、まねる、なら誰でも出来ますから、大きなマーケットが生まれます。

また、そこから「自分もやってみたい!」という人も生まれてきますから

やるひとも増えて行きます。

マーケットをつくることが、文化を作ることじゃないかと思っています。

アップルのやっていることは、まさにそれじゃないでしょうか。



「お客様が主体」というのは、ざっくり言うと、

「興行とかイベントでもある」ということだと思います。

先日のGASGAS FESTIVALのようにです。



スポーツですが、その受け皿となっているのはイベントである。という非常に難しい課題です。

あくまでも、そこで行われているのはスポーツ。しかし、それ以外は興行。

はっきり言うとビジネス。

スポーツとビジネスという矛盾とも言えるのをうまくやっていくことを目指したわけです。

でも成功例はいくつもあります。Jリーグがそうです。

古くは大相撲もそうですよね。世界にファンを持つ日本オリジナルのスポーツでありビジネスです。



KRAZyはそこで、KRAZyのできることを行いました。

会場に来れない方々にその魅力を伝えることです。

なんだか楽しそうな会場、てか時間。

そこにはかっこいい(華々しく憧れ感のある)ライダーや、かっこいい(すげーと思わせる)ライディングがある。

もしくは、真似したくなるようなマシンがある。

できれば、そこにはドラマがあることも伝えられらいいなとも思っていました。

そういうMOTO1の魅力的な部分、というか特徴、良い部分をを切り取って、発信してきました。

ひとりでも多くの人が手にで来るように、他の情報とともに記事にし、配布しました。

当初KRAZyは、二輪スポーツ記事のある一般カルチャーマガジンをつくる気持ちで作っていました。



  「部分的に描いたということは、じゃ、嘘なの?」と、思われますか。

嘘じゃないけど、演出はしてきたかも。

Motegiラウンドで言うなら、タイヤバリヤやコーステープが気にならないような

写真しか使いません。

会場では、あの臨場感や音や独特の緊張感が演出となって、あまり気にならないのですが

こういう映像だけの場合、ショボサを感じさせる原因となってしまいます。

あえてザックリ言うと、「興行+スポーツ」って「憧れ」感を作ることが大切です。

F1のモナコが魅力的なのは、あの風景やああいう観客がいるからです。

(公道で行うのも魅力だけど)

クルマが走るというスポーツを、華々しく憧れ感のあるものに感じるような演出になっている

ように思います。





広告やマスメディアの仕事ではこういうことは頻繁にあります。

わかりやすい例で言うと、タレントさんたち。

タレントのみなさんも、実は顔がでかいとか、脚がO脚とか、背が低いとか、

性格が悪い、女癖、男癖がわるいなどもあるのですが

欠点はかくし、いいところだけを世の中に出していって、タレントとして商品になるように育てていきます。

これが「嘘」というのか、それとも「演出」なのか。。。

それはどっちでもあり、どっちでもないと考えています。

X-GAMESでも行われています。観客が入っていないときはそこは写らないように編集しています。

で、インサートカットで、他のスポーツで撮影した観客のカットを入れ込んだりしています。

スポーツの内容は同じでも多くの観客がいると面白そうなものに見えるのは不思議です。

飲食店と同じなのかもしれません。



話はとびますが

何がドキュメントなのか、何がフィクションなのかなんていうのも

実はかなり曖昧だと思っています。

事実はひとつでも、感じることはひとによって全く違うことがあるから、ってのもあります。


<つづく>