Herbs@Home おうちで育てて楽しむハーブ
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ハーブの家 saekoです
小さなハーブの家にお立ち寄りくださり
ありがとうございます
今日はフラワーエッセンス研究家 東昭史先生の「薬草学における特徴表示説」を受講しました。
東先生には昨夏にディオスコリデスの「薬物誌」について教えていただきました。その講座は本当に面白くて、今回も楽しみでした。
「特徴表示説」というのは植物をはじめとする自然物の見た目がそれがもつ本質や役割(薬効など)を表しているという考え方で、16世紀に活躍した医師で錬金術師で哲学者でもあったパラケルススが著書にまとめました。
パラケルススが亡くなったのが1541年9月24日、フラワーエッセンスを発明したエドワード・バッチ博士が生まれたのが1886年9月24日。偶然なんでしょうが、必然だったような気もします。
「特徴表示説」というのはフラワーエッセンスを学んだことのある人ならばピンとくるかと思います。
どんなフラワーエッセンスがどんな感情に働きかけるのか…例えば、花の色、花びらや葉の形、生育している環境や成長の様子…目で見えるもの見えないもの全てをひっくるめて、その植物を形作る色んな要素をひとつひとつ見ていくことでそのレメディーを必要とする人の姿と重ねていきます。
パラケルススがまとめた「特徴表示説」というのは、その植物が私たち人間のどこに効くのか、どんなときに用いるといいのか…それは植物自らが教えてくれているということ。
例えば、黄色は黄疸の症状から肝臓そのものや解毒、赤色は血を連想させる…といったように。
この「特徴表示説」のルーツが「博物誌」を著したプリニウスにある…というのが今回のテーマでした。
ディオスコリデスが薬草や薬効について自らネタ探しをして「薬物誌」にまとめたのに対して、プリニウスは人づてに聞いたことを「博物誌」にまとめたとされています。なので、実際にはありえないような薬効なども本に書いていて 笑。
あることないこと、色んなことが盛り込まれているけれど、彼と同じ時代、彼よりも前の時代の人たちがどんな風に植物と向き合ってきたかがよく分かる記録を残してくれたという点でプリニウスの功績はとても大きかったことがよくわかりました。
ディオスコリデスやプリニウスは、アロマやハーブを学んだときに「試験に出るから」っていう理由で覚えたんですけど、東先生からこんな風に教えてもらって、はじめて面白いなと思うようになりました。
今日、先生が仰ったことで一番印象に残ったのは、
自然(界)に対して、迷信だとかバカにしたり、疑いの心で向き合うのではなく、まずは自分が心を開く。
すると、植物たちは自分がもつ本質(薬効とか役割とか)を教えてくれる。
私が《マニアックハーブトーク》を準備するとき、毎月ひとつのハーブとしっかりと向き合って、そのハーブがどんなメッセージをもっているかについて考え、それを参加してくださった皆さんにお伝えしてきたのだけど、そういうことでよかったんだなって思えて、とてもホッとしました。
植物とまっすぐな気持ちで向き合う
大切なことは植物が教えてくれる
フラワーエッセンスに限らず、植物を伝えるときにはいつも忘れないでいようと思います。
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