小学生くらいの少年というのは
それまで95%とかほとんど本気でやってたくせに、
「じゃあ次は本気でやるね」
とか平気で言う。(偏見だが)
例えばゲームとか将棋とか、
(私らの時に流行ったのは遊戯王とかポケモンとかスマブラ)
または野球、サッカーやらの勝負事でございます。
一回負けたもんで、ムキになって
「次はお互い本気ね、お遊びは終わりだ、白黒つけようじゃないの」
わざわざ宣戦布告みたいなことするんだよ。
そして大体、同じくらいの力しか出ないか、力み過ぎて普段の俺すら出せずに負けていく。
本気を出すって難しいんだな少年。
ここぞという時にちゃんと本気を出すっていうのは。
テキトーに、80%くらいのリラックスした力でやってる時は確かもっと出来たはずなんだけど、
「じゃあ次は本気でやるね」
と少年はわざわざ自らここぞという舞台を作り上げ、
そこでちゃんと本気を出せずに散って行くのでした。
社会人になると
「次は本気でやります」
なんて言っても通用せず、
(敬語で言っても通用せず)
常にお前の本気を出すよう期待され。
というか、出した結果がお前の本気だと評価され。
人生に「次は本気でやります」はないんだなあ。と少年は学んでいく。
嗚呼。
(私は社会人かな?)
常にこれが私の本気です本性です実力です。調子いい時はもっといくんですけども今日はちょっとあれまあ、ダメですねこれは。すいません。今日はちょっと本気の調子が悪いようなので。はい。
ちょっと休ませてくれ。
本気を寝かせてあげてくれ。
しかしその間にも26歳10月12日am03:05という一度きりのタイミングは過ぎて行く。
休んでていいのかおれ、
本気のおれ、定休日か。
「今度こそこれが本気の恋」とか
「本気で休日を満喫したい」とか、
「本気で寝なきゃ、明日早いんだから」とか、
そういう時ほど、ことごとく上手くいかなかったりするよね。
本気って難しいよね。
好きな人ほど、うまく喋れないじゃない。
でもアドレナリン出て、面白いよね。
「次の人生は本気でいきます」
とかなくてね、一度きりなんですって。
7連覇とかしちゃうレスリングの選手はすごい。
お前さん、
まあリラックスして行こまい。
テキトーにやった方がいい時もあるし。
肩の力を抜きたまへ。
