私たちは何を言語化することができ、あるいは言語化することができないのか――。20世紀哲学の金字塔『論理哲学論考』をウィトゲンシュタイン研究の第一人者が解説。よくある誤解を丁寧に解きほぐしながら、『論理哲学論考』に挑戦するための準備運動をこの一冊で。入門書の入門を意識した平易さが嬉しい決定版。
難解とされるウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』のわかりやすい解説書。
有名な「語りえないことについては、沈黙するほかない」をどう理解したらいいか?
あらためて彼の思想にはキリスト教の大きな影響が土台になっていると感じる。
神の領域と論理的に破綻しているものは語りようがないが、人として言語化の努力はし続けないといけないと思う。
余談で、私は現在「站樁功」中心の武術を習っているが、言語で伝えることの難しさについては先生とよく話す。
何を習うにも最初は先生の言葉を聞いたり、動きを注意深く観察し真似をするしかない。
ただ中国人の文化というか、彼らが共有しているイメージ(意念)を日本語で言語化するだけで上手く機能しない気がする。
姿勢の各位置については厳格で要求自体がどんどん増えていくので、護身とか闘争の手段の武術としてやりたい人は無理かも。
厄介なのが、先生の動きを真似して動くと「動作としてやらないでください!」と注意されることで、これは「站樁功」がまるで出来ていないという意味でもある。
それでも先生の技(?)をひたすら食らっていると何となくわかってくることはあるので、時間は掛かってもやり続けるしかない。
