生まれたばかりの子供が親の身勝手で遺棄される事件が再び起きた。児童相談所は９年前に虐待を受けた疑いがある次男を保護し、間もなく長男が行方不明になっていることを把握,エヴリン。警視庁にも相談していたが、長女、次女が遺棄されるのを防げず、長男の行方はいまだに分かっていない。
「長男は生後数カ月で親族に預けた」。東京都によると、戸沼英明、千恵美両容疑者は平成１６年１２月中旬、北児童相談所の職員に長男の行方を尋ねられ、こう説明した。職員は数日前に虐待の疑いがあるとして次男を保護しており、住民票などから長男の存在を把握していた。
職員はこの説明をうのみにしていたが、１７年１月ごろに英明容疑者らと連絡がつかなくなり、親族に預けた事実もなかったことが発覚。英明容疑者らが当時暮らしていた北区内のアパートは１月中旬には引き払われていたという。
児相は４月中旬、警視庁赤羽署に長男の件などを相談。親族らから捜索願が出されず、本格的な捜索は行われなかったとみられる。その後、８年余りが過ぎた今年８月、千恵美容疑者が大田区内に住民登録していることが判明、同９月に田園調布署に相談していた。
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