「…ん?俺?」
蓮野さんは俺を見て呟いた。
「ハハハ。バカなこと言うなぁ蓮野さん、これは鏡ですよ」
「なんだ鏡か…」
刑事さんナイスフォロォォ!
とりあえず蓮野さんの動きを真似してみる。
不審に思った蓮野さんは、いろいろポージングをとってみる。
仁王立ち、「UFO(ピンクレディ)」のあれ、かめはめ波、剣崎変身ポーズ、カブト
の太陽を指差すあれ…いや途中からカッコつけすぎです。
「う~ん…なんか俺と動きが少し合わないような…?」
───ヤバい、バレたか!?
「動きが合わない?
まさか…
呪いのかがみ?」
「お前カブト見てただろ!俺と友達になれ!!」
………あ。
うっかりしゃべっちまったぜ☆
まさかあの刑事さん、俺に誘導尋問を?
「…一体誰だお前は!俺なのか!?俺の生き別れの兄なのか!?そうなのか!?
!?うわあぁぁぁ」
「蓮野さん落ち着いてください」
「あー…俺はあれです、あれ…
今巷を騒がしてる大泥棒、怪盗ルパン三世です」
「おぉ、道理で!確かに噂通りの変装だ!」
「すっげー、俺はじめて見ましたよ!」
「そういうことなんで、じゃあ失礼します」
そそくさと逃げる俺、敬礼して見送る二人。
俺がこの家を出た辺りで後ろからやかましい声が聞こえてきた。
バタンッ!
「今、ここに俺が来なかったか!?」
「え!?さっき料理つまみ食いしてましたよね!?」
「ばかも~ん、そいつがルパンだー!追えー!」
………俺あの二人とかなり仲良くなれそうなんだけどなぁ、とか考えながら事務
所に帰った。
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