朝になるとせーが起きてきた。
「おはようひーちゃん...」
眠そうに目をこすりながらクマのぬいぐるみを抱きかかえている。
「おはよ、せー」
髪をわしゃわしゃなでるといつものように怒られた。
「ねぇ、昨日何やってたの?」
「...ん、あぁ、昨日な。皆で遊園地でも行こかって計画立てとったんやで!」
無理して笑顔を作る、俺の得意技や。
「ゆーえんち!!!!??ほんとに!?」
俺の気持ちも知らずせーの目がきらきら輝く。
「おう!兄ちゃんお休みもらったから沢山遊べるで!」
会社には昨日電話した。勿論、辞めた。
遠くで緑が会話を辛そうな顔で聞いている。
紫は昨日から会ってない。
「何着ていこうかなー♪」
楽しそうなせーを見てると俺も元気づけられる。自然と笑みがこぼれた。
「でもな、なんか兄ちゃん風邪ひいちゃったみたいで入院せなあかんねん。だから、すぐ治してみんなで行こうな!」
「うん!早く治してよ!」
満面の笑み。
可愛くてもう一度わしゃわしゃ頭をなでるとまた怒られた。
その後せーが見てないところで二回吐血した。
今日から入院だ。