2018年10月19日、午後7時半ころ。

福島駅西側から自由通路通って向かったのは駅東の会津料理屋「楽」さん。

 

熊本人として会津の馬刺しは食べておかないという気持ちがあった。

それに、熊本地震のあとに福島の震災トークに呼ばれた友人の相藤さんが「福島に行ったら絶対行くべきだよー」とこの店を激推ししていたから。

 

人気店で、なかなか空いていないらしい。

直前に予約してカウンター席に座ることができた。

 

 

一日中運転した疲れを、まずはご苦労様のビールで洗い流す。

昨日の浪江の風景、相馬の風景、山間の磨崖仏の風景、そして会津の佇まい。

左に座ってる方も旅行者のようで、そんな風景を思い出しながら会話も弾む。

 

 

大人だから最初はサラダ。

ミョウガの清冽な香りがいい。

 

 

念願の馬刺しは赤身肉。

学生時代に先輩の相葉さんから東京でご馳走になったときは、もろみ味噌のようなもので頂いた。

この店では醤油ベースのタレを合わせる。

熊本の馬刺しに少し近い感じ。

熊本では落として比較的すぐに食べるけれども会津は少し寝かすとも聞いた。

舌触りはねっとり感が強いように思ったが、寝かした効果なのか部位の違いなのかはわからなかった。

だが、それはそれとして酒は進む。

会津の地酒がうまい。

 

 

ここへきて少し胃袋を休める気持ちで「こづゆ」を。

具材は7種類、9種類など奇数が縁起が良いとされており、朱塗りの浅めの椀で出される。

上品な一品。

清酒を飲む合間に汁物をいただく幸せ。

もっと食べられるのになーというところで食べ終わる。

お代わりしたかったけれど控えた。

後から調べたら、お代わりの所望は失礼に当たらないらしい。

すればよかったな。

三杯は行けたはず(w

 

 

もう一杯地酒を行きたかったので、

味噌田楽を。

熊本の味噌田楽よりも味噌の甘みが控えめ。

酒がふくよか系なのでとても合う。

 

 

いい感じに仕上がりました。

お店の方のお料理の説明も心地よく、そのひとつひとつが楽しかった。

福島はほんとに食べ物も人も味わい深い。

また伺ってあれこれ話しながら酒を酌み交わしたい。

 

 

撮影地:福島県福島市置賜町8–36 会津郷土料理「楽」

撮影機材:iPhone 7 back camera 3.99mm f/1.8