つい先日のお話しです。

とある工場の外トイレにある
便器を交換する工事を仲間の業者がしました。

使用するトイレは
タンクレストイレです。

一般家庭で使用するものと
同じです。

便器の位置が、
現状から変更になるため
コンクリートの床を壊して
配管のやり直しです。

その際に気づいたそうです。

それは何か?

配管の勾配が逆勾配である事。

少し難しいかもしれませんが、

配管は、通常、
平らに設置されている
わけではなくて、
便器から外部へ向かって
1mあたり1から2センチ程度
緩やかに下がっているんです。

逆勾配とは、
ある部分で配管が上がる
場所がある事を意味します。

これは、
配管が詰まる原因のひとつでもある
勾配不良というものです。

この場合、
勢いがある水量なら逆勾配を
超えてくれますが
ない場合は、
逆勾配の手前に水などが貯まる事になります。

お施主さんとも協議しましたが
今までも使えていたので
配管はそのままで
工事を進め、引き渡しをしました。

しかし、
1ヶ月後
連絡が、、、。

トイレの水が流れない、、、。

原因は、
配管の逆勾配もそうですが、
間違えなく
タンクレストイレにしたことによる
水量不足。

今度、
配管の勾配是正工事をする事に
なったそうです。

その費用は
300万円。

何が言いたいかというと、
タンクレストイレに変える場合は、
配管の事など、問題ないか
業者に聞いてから
交換してください!ということです。

でないと、
変えた途端に
水が流れないなど
不具合が生じます。

建築ピンチランナー株式会社