ジョンヨン×ナヨン
(学パロ・ハッピーエンド)
「はぁ〜」
「ジョンヨン先輩!何ため息ついてんるんですか?」
喋りかけてきたのは部活の後輩のモモ。
「あぁ、モモ」
「なんかありましたか?」
「いや〜最近彼女とうまくいってなくてさ」
「ケンカでもしたんですか?」
「いや、それもない。本当に何もない。逆に何もなさすぎてな」
本当に何もない。会話すらほとんどしない。1日に何回か『今日誰かと帰るのか?』なんて連絡とるくらい。本当に付き合ってるのか不安にもなる。
「えぇ〜!あり得ないですよ!キスとかしないんですか?」
「ないよそんなの。手すら繋いでない。お前はいいよなラブラブで」
そう、こいつは同じクラスの美人で有名な彼女がいる。いっつも一緒に帰ってほんとラブラブ。
羨ましいよ。
「はい!もおあいつ可愛すぎるんですよ!こないだなんか……」
あぁまたか。
こいつと話すといっつも彼女との出来事を聞く羽目になる。
だいたい昨日と同じようなことをしゃべてるからなんとなく聞いてるふりをする。
その間にも一年のダヒョンやチェヨンが帰っていく。
あぁ俺も帰りたい。
「………って言うことなんですよ先輩!気持ちはストレートに伝えるのが一番ですよ!」
「おぉ、」
「今すぐナヨンさんに連絡してください!正門で待ってるって!それでナヨンさんに気持ちを伝えてください!」
「はっ!?」
いつの間にこうなった?
こうなったらモモは連絡するまで返してくれない。
かと言って急に言われても心の準備が。
「先輩早くしてください!ミナから部活終わったって連絡きましたから」
ナヨンとモモの彼女は同じ部活だ。
しょうがない早く連絡するか、
『急にごめんな。正門で待ってるから来てくれないか?』
っと。あとは適当に事情説明して帰るか。
「連絡したぞ。これでいいか」
「じゃあ頑張ってください!お先に失礼しま〜す!」
「はぁ〜」
あんまり待たせると怒るし行くか。
門に着くとすでにナヨンが待っていた。
「ごめん。待った?」
「別に、」
きつッ!おれら本当に付き合ってるのか?
まぁいいや。
「あのさ、実は後輩が「言うことあるんでしょ?」
「ん!?」
「だから、言うことあるんでしょ?」
「なんで知って「いいから!」
「あ、おう」
どうしよ。なんで知ってるんだ?
モモのやつ言ったのか?
いやでもモモはナヨンの連絡先知らないはず
こんな事考えてても意味ないな。
好きなのは事実だし、モモの言ったとおり素直に伝えればいいんだ。
って言うのは簡単だけどいざ言うとなると言葉が出てこない。ここはシンプルに行くか。
「ナヨン、愛してる」
心臓が今までにないくらいドキドキする。
「言葉じゃ信じられない」
言葉じゃ信じられない、だったら。
ナヨンの腕を引っ張る。
バランスを崩したナヨンがこっちに倒れてくる。
そこを受け止め、ナヨンの耳が心臓の辺りに来るように抱きしめる。
「言葉で信じられないなら、この心臓の音を聞けばいい。聞いて、信じてくれればいい」
おれ何恥ずかしいこと言ってんだ?
下校中の生徒がこちらをチラチラ見てくる。
先に耐えられなくなったナヨンがおれから離れる。
「もお、ずるいわあんた。最近連絡も少ないからもう付き合ってないんじゃないかって心配になったのに」
「それはおれだって。ってか、なんで言うことあるって知ってたの?」
「だって私がモモにあんたが気持ちを伝えに来るようにさせたんだもん」
「はい?なんでモモの連絡先知ってんの?」
「ミナちゃんだよ。私の可愛い後輩」
「モモのやつ明日練習二倍だな」
「ちょっと〜、それは可哀想でしょお」
「そんなことない」
って口では言ってるけど、練習二倍になんてするわけない。だっておれとナヨンが前みたいに戻れたのはモモのおかげでもあるからな
こんど肉まんでも奢ってやろうかな?
end