環境に配慮して | K-POP(勝手に)うんちくブログ

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韓国芸能、K-POP、新曲について勝手に語る。

 

ちょっと気になった、NCT127の「Nemo」版について

過去記事参照 → ★ 2022.10月第1週間チャート結果

 

 

K-POP界で流行りの、手のひらサイズの「ミュージックカード」「カード型スマートアルバム」などと呼ばれるモノのことなんですが、「韓国発」として活発に開発されているシステムです。

 

「CDアルバム」と同じように集計され、アプリを利用した新たなアルバム形態であり、各社が競って開発しているせいか、それぞれ派閥?で名前が違うんですよね。「Nemo」は「nemozアプリ」から音楽や画像を再生します。

 

同じく、「1Takes」もあります。

過去記事参照 → ★ 2022.6月第1週間チャート結果

 

 

今月カムバックを予定しているMAMAMOOは、どちらバージョンも出すそうです。

 

 

開発された経緯は「環境に配慮して」だそうで、確かにCDアルバムを作るのにプラスチック、紙なども必要ですし、またサイズが大きいと(ディスクが入ってるか、入ってないか?でサイズがだいぶ変わる)それだけ運ぶのにダンボールもたくさん必要ですから、よりコンパクトに作った方が1度にたくさん運びやすい・・・

 

 

と、思っていたのですが

 

 

CDの80%が店舗で捨てられてるから

 

 

という理由もΣ(゚Д゚)

「環境に配慮」って、そっちかぁ~い!と思った・・・大量ゴミ対策のことだったのか。

 

 

 

<世界的に広がるにはビルボード次第?>

韓国のアルバム市場が大きく動いたのは2010年、少女時代の「Oh!」だった。メンバー9人中、1人のフォトカードをランダムに入れ、この作戦がアルバム販売量の増加へと繋がった。ファンが推しメンバーのフォトカードが出るまで、同じアルバムを何枚も買い始めたためだ。またこの時から「フォトカードの売買文化」も生まれた。人気メンバーの珍しいフォトカードは高値となり、中古市場で100万ウォンを超えたこともある。

 

この高値から、中古市場で購入するより「自分で推しが出るまでCDを買った方が安い」と、さらに複数購入するファンが増え、それに伴いK-POPアルバムの全体の販売量も増加した。

 

続けて、ファンサイン会の「行列方式」も過度なアルバム購入を煽っている。一定期間にアルバムをよりたくさん購入した人(アルバムに1枚ずつ入っているファンサイン会応募券を多く持った人)に参加機会が与えられ、そのカットライン(最低通過枚数)はどんどん高くなる傾向に。

 

特にK-POP業界では「初動(発売1週間集計)」数値が重要で、それでアーティストの「ファンダム」規模を推測する習性があるため、より力が入る。

 

 

<ソウルの某大型販売店(サイン会開催店)>

購入者がフォトカード、ファンサイン会応募券を取れば、残りはゴミ箱に直行する。CD購入者の80%は売り場でそのままCDを捨てていく、我々がそれを集めて本社に送って、廃棄している。実際、レジ横にあるごみ箱は人気グループが発売すれば、ゴミ箱を1日に何度も入れ替えている。

 

 

このような背景から、CDパッケージにおけるプラスチックごみ対策として「ネクストCD」への要望が韓国で高まった。最近ではソネ(元WonderGirls)やJ-HOPE(BTS)らは、CDアルバム自体を出さなかったアーティストだ。

 

エコアルバムとして、低炭素認証用紙や大豆油インクで作成した「ディスクの入っていないアルバム」も増えつつある。「デジタルプラットフォームアルバム」「スマートアルバム」などと呼ばれるこれらのアルバムは、実物としての「CD」が入っておらず、QRコードやNFCなどのデジタルコードが入っている。

 

 

<海外市場をターゲットにするK-POPアーティストには問題も>

米国「ビルボード200」にランクインする歌手が増えている中で、スマートアルバムが「ビルボード」集計に反映されない点が市場拡大の障害となっている。

 

米国「ビルボード200」を例に挙げれば、実物CDアルバムの販売量+ストリーミング回数+デジタル音源ダウンロード回数、これらでアルバムランキングが算定されている。QRなどを利用したスマートアルバムは韓国国内チャートには反映されるものの、海外チャートでは反映されない。

 

米国「ビルボード」も時代の変化に合わせ、チャート基準や集計方式を変えてはいるものの、USBやQRなどを利用した形態の場合、販売量集計認証が明確ではない、との見解の上、さらに産業側から見た時、あえて「売れているCD形態」を除外する必要があるのか?との疑問の声もある。

 

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開発している韓国的には「ビルボード」で採用されれば!と、世界に広がる新システムへの期待もあるでしょうが、米国ではそもそも

 

捨てるぐらいなら、そんなに買わなきゃいんじゃね?(保管できる分だけ買う)

CDが不要ならストリーミングで聴けばいい

 

と、謎に思う部分はあるでしょうね。

 

 

K-POP業界としては「輸送」という意味でもコンパクトになれば、より海外ファンに発送しやすい、というメリットもあると思います。それにストリーミングやダウンロードだと、「(現物)初動」に加算されなかったり、「ランダム特典」「サイン会券」などの封入による複数購入効果が得られないし、ストリーミングってそもそも単価が安いみたいなので、収益面でも「現物」を買ってくれる人が多い方が儲かるのかと。

 

 

でも素朴な疑問なんですが・・・アプリを経由って、もし将来的にそのアプリ自体が消滅したら(OSの変化に対応できなくなったり、会社が倒産したり)、聴けなく、見れなく、なるということでしょうかね?

 

それとも、特典(中身)目的だから、捨てる前提?アプリの将来性とかあまり関係ないのかな。

 

<増えるアルバム販売量 → 捨てられる量も増え>

実物アルバムの華やかなパッケージはリサイクルの際、かなり気を使わなければならない。包装ボックスと染色用紙は段ボール類、冊子や印刷紙は冊子類に分離しなければならず、CD製作に使われるプラスチックは自然分解するのに100年以上かかる。

結局、燃やさなければならないわけだが、この過程で相当な水準の有毒ガスが発生し、このような問題を解決するため、全世界のK-POPファンが結成した団体「K-POP 4 planet」が誕生した。

同団体が1ヵ月で回収した廃アルバムだけで8000枚を超え、K-POPの世界的な人気に伴い、K-POPアーティストの環境団体での広報・貢献活動も活発だが、その反面、彼らが発売した実物アルバムの廃棄問題が提起されている。

 

 

昔からCDはあったけど、世界的に人気になると「環境問題」「捨てる時」のことまで指摘されるんですね~

 

別にサイズが小さくなったり、環境に配慮された素材で作られてるから、って、ショップのごみ箱に捨てて帰っていい、という問題ではないのですが・・・でも確かに、誰もがいつかは(終活とか)捨てなきゃいけないものなので、環境により配慮された素材で作られることは良いことですよね。

 

 

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