中国のアイドル市場 | K-POP(勝手に)うんちくブログ

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韓国芸能、K-POP、新曲について勝手に語る。

 

【コメント】

中華系出身のKPOPアイドルの方って KPOPグループとしてデビュー →売れる →中国で個人事務所 設立 →のちに脱退orソロ活動 ってイメージがあるのですが、あまりにもそのパターンが多いのは何故ですか? KPOPグループで売れると拍がつく感じで母国で芸能活動がしやすいのでしょうか? 多数中国メンバーが脱退したEXOなんて韓国だけではなく色んな国に人気があるのでEXOだけでも十分だと思うし、GOT7の中国人メンバーなんて日本活動だけしないという何とも不可解な行動。。。そしてメンバーが日本で活動中、中国で歌を出したりバライティに出たりとソロ活動しまくってる。 中国版プロデュース101に宇宙少女やPRISTINの中国メンバーが参加したり。韓国の番組の中国版なので呼ばれたのかなと想像はつきますが、まだまだ発展途上中のグループなのに早くも母国で芸能活動するのかと思いました。 脱退して中国でソロ活動したり、グループとしての活動より中国での個人活動を優先したりする理由は何なのか気になります。 正直日本で考えてみて、PENTAGONやNCTにも日本人メンバーがいますが日本でソロ活動したりCDだしたりって想像がつかない!日本でも知名度の高いTWICEの日本人メンバーですら日本でソロ活動となっても初めはチヤホヤされると思いますが続くとは(AKB卒業メンバーのように)。。。 正直 絶対そのままグループで活動の方が良いと思うんですよねぇ。

 

 

韓国の隣国である日本と中国の音楽産業の大きな違いは、まず違法コピー商品の対策、そして、アイドル産業の熟練度だと思います。日本はどの国よりもアイドル産業が発達しており、K-POPがアジアで人気となったことで、中国でもアイドルを夢見る若者が増えましたが、自国でデビューするより、韓国でまずは(←ここポイント)デビューすることが近道となったようです。そしてまた、韓国側も中国市場を狙っているので、中国人メンバー(語学力)を求めていたことから、双方にとって中国人練習生は歓迎されたのかと。

 

 

中国は人口が多いこともあり、その中からデビュー後に秀でて目立つことが難しく、簡単に言うと「名前を売るため」にK-POPアイドルとして活動し

 

 

凱旋する!

 

 

というのが人生設計なのでしょうね。徴兵もありませんから、韓国人メンバーが徴兵年齢になる頃には、本格的に「再见(サイナラ!)」というスタンスなのかと(その前段階から既に仕事を始めて地盤固めしてますけどね)そもそも、中国市場は韓国市場より大きいので、金銭面ではアテにしてないと思います。練習生や新人の頃なんてタダ働きですし(^_^;)

 

 

そして、適度なタイミングで母国活動(ソロ歌手、俳優業など)に専念することで

 

 

あの修行のようなダンス練習からの解放!

 

 

って感じかな。

 

<K-POPが日本を主要マーケットにする理由>

中国の人口数は世界1位であり、経済規模は既に日本を追い抜いて世界2位の経済大国となっている。しかし、なぜK-POPは主要マーケットを中国ではなく、日本にしているのだろうか?日本市場は常に正確で安定的な文化産業を形成しているからだ。その反対に、中国市場はコピー、違法ダウンロードなど、不正流通が横行しており、著作権侵害に対しても甘い市場と言える。どんなに一生懸命に活動をして人気を得ようとも、収益を得られないスターは多いだろう。しかし日本の音楽市場は世界2位であるにも関わらず、著作権に対する考え方は中国よりもはるかに健全で、CDや音源が不利益なくそのまま収益につながる安心な市場と言える。 そしてさらに、その販売チャートはすぐに記録され、有名な「オリコンチャート」として韓国にも伝わり、日本での活躍(オリコン1位!とか)が報道されることで、韓国で活動していなくても、十分にメディアで成功がアピールできる特典まで付いて来る。 また、日本はコンサート文化も体系的に形成されており、会場サイズも、小規模からアリーナ、ドームまで多様に存在していることも日本市場が主要マーケットとなっている理由だろう。

 

 

そもそも、中国はアイドル産業を始めるのが遅かったので(中国は映画など俳優産業が盛んです)育成が下手?というか、まだ未熟だという認識が強いです。アイドル産業は日本が先駆者であり、韓ドルも日本のアイドルから派生し、それを真似るように独自の育成方法で進化したと言えます。そして、その美味しいトコ取りなのが、今の中国市場かもしれません↓

 

 

 

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<変わる中国アイドル市場>

 

K-POPアイドルが中国で人気があることはよく知られている。韓国の音楽ランキングを見ても、韓国歌手以外の外国人歌手の名前を見つけることは難しいが、日本も中国も音楽ランキングに普通にK-POP歌手が今も名を連ねている。とても不思議な現象のように思う。もっと言えば、アジア各国の音楽チャートを見ても、K-POP歌手の名前が普通にその国のランキングに載っていることも珍しくない。それだけアジアのエンターテイメント業界での「韓流」の力のすごさを感じる。 しかし、最近は韓国の歌手たちも安泰とは言えない時代がやって来た。中国国内で絶大な人気を誇る2組がいるからだ、TFBOYSとSNH48。彼らは中国のエンターテイメント会社が企画した中国本土から誕生したアイドルだ。2組とも中国国内での人気はとてつもない。

 

 

※99年~00年生のメンバーで構成された3人組で、ジャニーズをイメージして作られたとされ、中国ではウケなさそうな幼さ?子供っぽさ?イメージのグループですが(中国は俳優さんなど、体格の大きい男らしい男性が好まれるとされていた)、予想に反して大人気となりました。

 

 

もう1つはガールズグループSNH48。日本のAKB48のライセンスを受けて企画されたグループであり、上海を中心に活動しているが、中国全域での人気もすごい。今では多くの企業からモデルオファーを受けるほどの売れっ子グループとなっている。このグループの成功が韓国の人気番組「プロデュース101」の企画アイデアの元となっていると言われているほど。日本のライセンスを受けて制作されたこともあり、コンセプトや雰囲気が日本のアイドルのイメージが強い。そして、現在では上海の成功により、北京を拠点とするBEJ48、広州を拠点とするGNZ48など、グループが拡大している。中国大陸が大きいだけにグループのスケールもケタ違いで、そしてメンバーが多いことが多様なファンの好みに合った構成が出来ることも人気をさらに拡大している要因と言える。

 

 

 

 

昨今の中国のアイドル市場を見れば、K-POP業界は気を引きしめなければならないだろう。もちろん今のところ、まだまだ韓国歌手の影響力は大きく、パフォーマンスのクオリティにおいては別格だ。しかし、今後は中国のアイドル産業がどんどん継続して成長していくことで、いつかは中国のランキングからK-POPアイドルの名前は消えてしまうかもしれない。※そもそも2組を見る限り、パフォーマンス推しの韓ドルっぽさより、むしろ中国って、日本っぽいアイドルの方がウケてる印象ですよね(T▽T;)


 

中国のアイドル産業は今、韓国と日本のアイドルをロールモデルにして、急速なスピードで成長している。そのクオリティも段々と高くなっており、中国本土でより強いアイドルが企画され誕生することになれば、もうあえて他国のアイドルを応援する必要もなくなるかもしれない。同じ国の人を好きになり、応援する気持ちは基本的な人間の心理だからだ。実際にTFBOYSのファンは、元はK-POPアイドルを応援していた多くの中国ファンだと言われている。

 

 

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> 脱退して中国でソロ活動したり、グループとしての活動より中国での個人活動を優先したりする理由は何なのか気になります。

 

韓ドルはダンス練習もキツイですし、練習生時代はまさに修行のような日々だと思うんですよ。異国の地で、最初は言葉も分からず、不安でいっぱいでしょう。そんな日々を経て、見事デビューでき、人気も出て、母国にまで自分の名前が知られるようになると、中国は市場が大きいので、さっさと凱旋してモデル業(イメージキャラクター)、俳優業、歌手業をソロでした方がお金も儲かるし、全部自分の儲けになります。

 

 

↑を見る限り、中国で人気のアイドルはそこまでパフォーマンス推しには見えないですよね(^_^;)ビクトリアの先日の記事で、6日前に来韓して単コンの練習に参加するのが遅かった。と、ファンの方が責めてましたが、グループを脱退したいとまでは思わなくても「そこまでストイックに練習する必要は無い」と、個人活動が活発になれば思うかもしれません。

過去記事参照 → ★ 10年になっちゃってた!

 

 

韓ドルはカムバック準備段階&カムバ期間に入れば、メンバーが一致団結して練習に明け暮れる日々が続きます(アスリートなみの修行?合宿?)。だからこそのあのパフォーマンスとクオリティを維持できているわけですが(そこがウリですよね)、練習生や新人時代ならともかく、年齢的に体力もキツくなってくるのもあり、個人の仕事が入るようになれば、その時間にも個人の仕事がしたい!と思うメンバーがいても不思議ではありません。言い方は悪いですが、もっとゆる~く、お金儲けができればそっちの方が良いように思います(しかもグループ活動だと取り分が減るし)

 

 

アジア各地のランキングに載り、自身の名前がアピールできるK-POPアイドルとしてデビューすることは、中国人メンバーにとって、あくまで母国で活動する(将来の)凱旋のためのステップの1つなのかもしれません。

 

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