「早く行きたいなら一人で行け、遠くに行きたいならみんなで行け」という格言がある。



手っ取り早く成果を成果をあげたいなら、自分一人で行動したほうが早い。
でも、大きな成果をあげたいのであれば、周りのみんなを巻き込んで一緒に進んだほうがいいという意味だ。



渡り鳥は長距離をみんなで移動する。決して単独では「渡り」をしない。なぜなら自分一人では長距離を飛ぶ事ができないことを知っているからなんだ。



実は空を飛ぶのって結構疲れる。なぜかというと空気の壁を破りながら飛ばないといけないから。空気抵抗ってやつだね。



一人で飛んでいるとその空気抵抗を全部受けながら飛ばないといけない。でも仲間と一緒だとその空気抵抗を仲間も一緒に受けてくれるんだ。
そうすると、一人で飛ぶときよりも疲れないで飛べるらしい。



よく鳥たちがV字になって飛んでいるでしょ。



あれは仲間のすぐ後ろを飛ぶと、前の鳥が空気抵抗を受けてくれるから疲れずに飛ぶことができるからなんだって。



じゃあ前に誰もいないV字の先頭の鳥はどうなの?って話だけれど、先頭を飛ぶのはやっぱり疲れるらしい。みんなの前を飛ぶのはかなり大変らしいんだ。



だから後ろを飛んでいる他の鳥達が声をかけて励ますんだって。V字で飛んでる鳥達が鳴いていたらあれは先頭を励ましている声だね。



それでも先頭の鳥が疲れてきたら、後ろを飛んでいた鳥がすっと前に出て交代してくれるんだ。大変なところはみんなでかわりばんこにやればいいって、わかっているんだよ。



だから、みんなで飛べは遠くまで飛べる。



「早く行きたいなら一人で行け、遠くに行きたいならみんなで行け」


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