塗り絵 | kpoint_newsのブログ

塗り絵

 昨日ウェブデザイン関連の調べ物をしていたら寝る時間をとうに過ぎ、朝寝坊のあげく分別ゴミも出せず、寝ぼけたまま近所のパチンカー&舟券購入者が多く集まる茶店で、メロン付きのモーニングセットを注文する。既に満席で一般紙やスポーツ紙などなく、雑誌の最新刊も膝に抱えて独り占めする不心得者がおり、しばらくは俯きながら新聞を読む相席親爺の生え際と眉毛の距離を目測して時間を潰す。客が一人去り読み終えた最新刊の女性週刊誌を雑誌棚に戻した。しょうがねえ、胡散臭い記事でも拾おうかと巻頭のグラビアあたりを繰る。

 映画の特別企画だと称して半島の大スターが笑顔で載っていて、裏返したらその写真の線画がついていた。大好きなP~様を自分色に塗ってみませんかという塗り絵企画であるようだ。写真をトレスコでなぞって筆入れしたのか、パソコンに取り込んでベジェ曲線で拾ったのかは定かではないが、陰影を事細かく画き込んであった。
 自動車ディーラーが宣伝ビラの裏に、春は土筆、夏は花火・海水浴などのイラスト線画をのせて、子供らに塗り絵をさせ親と共に来店を促す企画はご承知の事と思う。中には契約したキャラクタイラストの塗り絵もあり、あれはあれそれはそれで結構な企画である。
 
 事は読者層がミセス或いはミセスと同年代だがミスの方、20~70代を対象にした雑誌の「映画上映記念特別企画」が塗り絵でいいのかという問題である。
 絵心のある者は多色を塗り分ける画材を持ち合わせていよう。しかしながらそのような方々が写真をなぞっただけの塗り絵に参加するだろうか。はたまた絵心のない人のご家庭に子供が使う以外の画材を持ち合わせてはいないだろう。絵心はないが一丁塗り絵でもやってみようというポジティブな方が、子供のクレヨンを借りて塗ったとしても塗る部分が細かすぎてはみ出てしまい、改めて自分の絵の下手さに凹んでしまうに違いない。ならば水彩絵の具や水彩ペンで塗り分けてやると、暴挙に出る方もいるだろうがそうはいかない。
 
 雑誌から切り離した塗り絵の元となる写真。色分けの参考資料として必須であるはずの写真が、塗り絵を印刷した紙の裏側にある。ちょこっと塗って裏返し、色合いを確認して裏返し塗り作業、乾かぬうちにでんぐり返しを続け周りはベトベト、写真には絵の具がこびりつきP~様汚れまくり、そんなこんなで、おそらく中途で投げ出すこと請け合いである。無論二冊買えば問題はない。
 
 なんにせよリハビリじゃないんで大人は塗り絵しないと思うんだけど。