新春の初詣で、七福神巡りも人気ですが
最初から7人の神様が揃っていたわけではないそうです。
恵比寿様と大黒様の二福神から始まって
3人、5人、そして7人に定着したのだとか。
その中で一人だけ、
日本の神様と言われているのが恵比寿様ですが、
障害をもっていたというお話があります。
恵比寿様の父は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
母は伊弉冉尊(いざなみのみこと)。
かの国生みの神の第三子として生まれ、
蛭子尊(ひるこのみこと)と呼ばれていました。
確かに蛭子はえびすとも読みますよね。
その子は足が立たないとか、
骨がないようにぐにゃぐにゃした子だったとか
いろんな解読のされ方はありますが、
葦の舟に乗せて流され、
摂津国西宮の浦に漂着し、そこで祀られて、
恵比寿神となったというのです。
障害を持った子を
神として祀る。
おとといは大阪の新春の名物、
「十日戎(えびす)」でした。
福娘の公募が全国的に有名で、
たくさんの参拝客でにぎわう、華やかなお祭りです。
この時、表の拝殿で笹を持ちながらお参りした参拝客が、
「商売繁盛で笹持って来い」と言いながら
裏に廻って「ほんまに頼んまっせ」と
もう一回、大声でいうのだと聞いたことがあります。
えべっさん(戎さん=恵比寿さん)は耳が遠いから
裏から大きな声でもう一回言わんと
聞こえへんのや、と。
えべっさんは神様だけど、何かしら障害があるのだと
そんな遠い記憶が
庶民の言い伝えに残っていて、
どこが悪いのかわからないけど
とりあえず、何か悪いらしいから
良く聞こえるように大声で叫んでおこうみたいに。
関西特有のキツイ言い方の中に
親しみを込めた表現なんでしょうか?