こんにちは

jepun handmade soap りかです。

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薬用ってつくと、なんだか効きそうって

イメージありますよね?

でも、普通の石けんと薬用石けんって何が

違うんでしょう?





薬用石けんをうたうものには、殺菌剤や消炎剤

などが入っており、「化粧品」ではなく、

「医薬部外品」扱いになります。


商品名に「石鹸」という名前がついてはいます

が、実は、厳密に言うと、石けんではなく、

「洗浄剤の一種である」というだけの意味

で商品名になっているのです。



商品の成分表示ラベルを見てみるとわかる

のですが、「ラウリル硫酸塩」だとか

アシルイセチオン酸塩だとかの合成界面活性剤

です。

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本来の石けんは、「脂肪酸ナトリウム」

または「脂肪酸カリウム」のことで、

「石けん素地」とか「カリ石けん素地」と

表示されます。


そもそも、汚れや雑菌を洗い流すだけなら

普通の石けんでは十分に効果はあります。

わざわざ殺菌剤を入れる必要はありません。





逆に、薬用石けんと呼ばれるものを使って

短時間洗っただけでは、皮膚の常在菌が

ほとんど減らないというデータもあるよう

です。


手や体を清潔に保つという目的であれば、

薬用であるもので洗うかどうかよりも、その

洗い方に気を配るほうが効果的だと思い

ますよウインク

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むしろ、問題だと思うのは、医薬部外品の

制度自体にあります。


私は、現在、化粧石けんの製造販売に向け、

本当に色々法律を勉強してます。


例えば、「グリチルリチン酸2k」を少量配合

するだけで、肌荒れ防止を宣伝できることが

できます。


化粧品と違って、医薬部外品は

全成分表示をしなくてもいいということも

問題です。表示義務がないので、メーカーの

都合でイメージダウンするような成分は、

表示しなくてもいいのです。


だけど、効果効能は化粧品ほど規制がない

ので、バンバンうたえるのです。



もちろん、自主的に全成分表示している

メーカーもありますが、そうでないメーカー

あり、そこの商品も普通に販売されている

のが現状です。

諸外国にない日本独自の制度なんですタラー



さらに、薬用石けんの主成分としての洗浄剤

の正体は合成界面活性剤です。これがですね、

問題なのですよえーん



「ラウレス」と「ラウレス硫酸ナトリウム」

はPRTR法で有害化学物質の第1種に指定されて

います。そして、「ラウレス硫酸ナトリウム」

は薬機法(旧薬事法)でアレルギーを起こし

やすい表示指定成分です。

どちらも台所用合成洗剤の主成分になって

います。



ラウレス硫酸ナトリウムはタンパク質と結合

する作用があり、皮膚表面に結合するため、

ヌルヌル感が取れないのであり、それを

「すべすべの」とうたっているだけです。



アトピー性皮膚炎の引き金になる成分と

いわれていますので、商品を選ぶ際の参考に

どうぞハート