池田直人さん | 「コジブロ」コナミ小島プロダクション公式ウェブログPowered by Ameba

池田直人さん

みなさんはもうご覧になっているはずですが、「コジブロ」サイトの新しい写真を撮ってくださったのは、世界で活躍されているカメラマンの池田直人さんです。



コナミ小島プロダクション公式ウェブログ「コジブロ」Powered by Ameba-集合写真



池田さんは「デジタルという魔法」を最大限に活かし、現実(素材)と創造(感性)を融合させて、リアルかつ幻想的な、未来感のある作品を創る、世界でも希有な写真家さんのひとりです。

池田さんの作品は写真ではありません、作品です。

池田さんが素材(人物や背景)という絵の具と、デジタルというキャンバスで描く21世紀のアートだと思います。



池田さんとの出逢いは昨年の夏、「Invitation(インビテーション)」という雑誌の対談がきっかけでした。

僕とゲームデザイナーの水口哲也さんとの対談ページ、その写真を担当していたのが、池田さんだったのです。

撮影前に現場で編集担当者から、池田さんの作品を2,3点見せて貰いました。

その時見せて貰ったのが、あの「渋谷駅」の写真でした。



「凄い才能だな!この人なら大丈夫」と、直感でそう思いました。

そして、これが当時撮影してもらったものです。



コナミ小島プロダクション公式ウェブログ「コジブロ」Powered by Ameba-「Invitation」での写真



気に入ったので、「ヒデラジ」のTOPにも使わせて頂いています。



とにかく、池田さんはシューティングが早いのです。

そして指示が的確なのです。

カメラマンに多いのは、「何かポーズを取って下さい!」、「笑いの中にも憂いがあるような?表情を!」とか言う人。

抽象的なことしか言いません。

注文が多いのです。

素人である僕にはそんな注文に応える技量も忍耐力もありません。



その点、池田さんはわかりやすいです。

「右足に体重をかけて!」とか「一歩踏み出して!」とか、具体的な指示をしてくれます。

それでいて、撮影された写真はビックリするほどの出来なのです。

「右足に体重をかけて!」というような指示で撮影されたようにはまるで見えません。



またこの後、池田さんのデジタル処理による「魔法」がかかると、写真は作品に変わります。

池田さんには撮影前から、確固としたイメージがあるのでしょう。

だから僕には池田さんがカメラマンというより、風景画家に感性が近いと思えます。



僕の職業はゲームデザイナーです。ゲームはその黎明期からデジタルで形成されていました。

だから、自ずとデジタルと向き合い、物創りをしてきました。

そんな僕は、この撮影で池田さんに惚れ込んでしまいました。



それで昨年の秋に僕のポートレートを撮影して貰いました。



コナミ小島プロダクション公式ウェブログ「コジブロ」Powered by Ameba-ソロ写真



「ヒデラジ」で今も掲載されているものです。



コナミ小島プロダクション公式ウェブログ「コジブロ」Powered by Ameba-ソロ写真



スーツ姿とカジュアルの2パターンです。



ところが、やはり池田さんが本領を発揮するのは「スタジオ(ホリゾン)での人物撮影」ではなく、背景と人物の合成によって描かれる「都市や未来」なのです。

それで「コジブロ」スタートに当たり、再度、池田さんに今回の「コジプロ集合写真」をお願いしました。



池田さんは僕の好きな「ギャラクティカ」の集合写真なども撮られています。



僕からの発注は、「コジプロの事務所があるミッドタウンで」、「デジタルと感性の融合がもたらす、ポジティブな未来」というコンセプトの「集合写真」を、というものでした。



池田さんのロケハンやセッティングには半端じゃないくらい、時間をかけて頂きました。

そして撮影はやはり短時間でした。



素晴らしい出来です。

池田さんはやっぱり天才です。ありがとうございました。

他にも僕と新ちゃんの単体写真も撮影して貰いました。

いずれ機会があれば。

楽しみにしていて下さい。