第01回 コジプロ潜入レポート(音楽チーフ・本田晃弘さん) | 「コジブロ」コナミ小島プロダクション公式ウェブログPowered by Ameba

第01回 コジプロ潜入レポート(音楽チーフ・本田晃弘さん)

第01回 熱血ライターのコジプロ潜入レポート!!
(音楽チーフ・本田晃弘さん)



初めまして!

今回からブログメンバーに加わった、ライターの玉利と申します! 

PWでは無線の台本などを書いています!

鹿児島系の苗字ですが、関東生まれなので九州弁はしゃべれんですたい!


それはさておきこの私、なんと今年4月にコジプロに入ったばかりです!

といっても新卒ではなく、MGS4では外注ライターとして取扱説明書やTGSのパンフなどの執筆をしたり、他社ではゲームのシナリオも書いていたりするのですが。

とはいえ、コジプロ的には新参者なので日々驚かされることばかりです。

ということでここでは、そんなコジプロの様々な人・モノ・事を、比較的外部に近い視点で、私自身驚愕しつつ、あるいは慟哭しつつ、いや慟哭はしませんが、勢いに任せていろいろと紹介していきたいと思います!

名付けて、熱血ライターのコジプロ潜入レポート!!


それではさっそく行ってみましょう! 

栄えある第1回を飾るのは、TGSトレーラーで話題沸騰の『HEAVENS DIVIDE』作曲を担当した本田晃弘さんです!


$コナミ小島プロダクション公式ウェブログ「コジブロ」Powered by Ameba-潜入レポ第01回 本田晃弘さん


――夜ですがおはようございます! 早速ですが、本田さんはどんなお仕事をされているのでしょうか!?

「今回は音楽チーフというかたちになります。社内では4人のコンポーザーがPWのBGMを作っているんですが、それぞれ個性が違うんです。その個性を活かせるようにディレクションしていくのが僕の仕事です。それから、『HEAVENS DIVIDE』などのボーカル曲は僕が書いています。できればBGMもたくさん作りたいんですが、外注さんを含め他のスタッフのディレクションをやりながらだと数は作れないので、今回はボーカル曲を中心に担当してます」

――『HEAVENS DIVIDE』大好評ですね。トレーラーの映像も良かったのですが、歌が入ってくるところが鳥肌モノの格好良さでした!

「ありがとうございます。小島監督からはMPOの『Calling To The Night』を越えろ! と言われてプレッシャーだったんですが、何とか第一関門突破という感じです。『HEAVENS DIVIDE』はメロディーラインにしても、自分の力ではどうしようもないような出来事があって、それでもそれを乗り越えよう、というイメージも含まれているんです。でも、PSPのユーザーさんは中高生も多いので、そういう難題に直面している方は少ないかもしれないですよね。だから少し大人っぽくなりすぎたんじゃないかと不安だったんですが」

――若いユーザーさんにも、そういう世界への憧れがあるのかもしれないですね。

「それと、メロディの覚えやすさというのはあるかもしれません。監督からもいつも、口ずさむことのできるようなメロディに、ということを言われています。それがいちばん難しいんですが」

――確かに、MGSシリーズのボーカル曲は覚えやすいですね! 一方で、潜入中などはほとんどメロディすらないような曲も多いですが。

「それもひとつの狙いなんです。わかりやすいメロディの曲があるからこそ、そういう曲が活きてくるし、そういう曲があるからこそ、ボーカル曲のメロディを印象的にできる」

――今回、他にもボーカル曲があるようですが、言える範囲で何か情報を!

「他にも複数のボーカル曲があります。これまでとはかなり毛色の違う曲もあるので、なかなか大変です。ボーカル曲を作るときは、まずPCで打ち込んでデモを作って、小島監督とイメージのすり合わせをしながら生楽器を入れていくんですけど、そのデモがもうバージョン8ぐらいになってます。最初はVOCALOIDで仮歌を付けたり、僕自身が歌っていたりしたんですが、やはりイメージがずれてくるので、今度は実際に女性のボーカルを入れてみようとしているところです」

――本田さんとしてはどんな曲が得意なのでしょうか?

「ジャンルという意味では特にないんですよ。そのときそのときで自分の作りたいものが違うし、発注も違うので、いろんなジャンルを勉強しながら毎回違ったタイプの曲を作ってます。聴く人によってはそんななかにも共通点が見えるかもしれないですけど」

――これまでにはどんな作品を担当されていたんでしょうか?

「最初に曲で参加したのは『Z.O.E』です。コジプロがまだKCEジャパンだった頃ですね。今のKDE(コナミデジタルエンタテインメント)では、サウンドスタッフは特定のプロダクションに所属するかたちではないのですが、最近のコジプロの作品にはほとんど参加してます。他にも『クイズマジックアカデミー』とか『ビートマニア』シリーズとか、いろいろなジャンルを」

――確かに、MGSとはジャンルが違う感じですね! 曲を作っている方でも、「ロックしかできない!」とか、特定のジャンルのみの方も多いと思いますが、本田さんはなぜそんなにいろいろな曲が書けるんでしょうか? もともとはどんな曲が好きだったんですか?

「小さい頃から両親の影響で、洋楽から歌謡曲まで幅広く聴いていたんです。それにゲーム好きで、ゲームミュージックのCDもよく買ってたんですよ。ゲームをやり過ぎてエレクトーンのコンクールに遅刻したり(笑)。僕の関係するゲームの音楽は、曲だけ良ければいいってもんじゃないことが多いんです。様々な要素と絡み合って、ゲームというひとつの作品として最高のものにしなくちゃいけない。そのためにはいろいろな発注もあるし、いろいろな曲にチャレンジしていきたいんです。だから勉強した部分もあるし、それが自分には向いているのかもしれません」

――うーん、さすがです! 様々な要素と絡み合って、ゲームというひとつの作品を最高のものにする。私も肝に銘じたいと思います!



と、こんな感じで今後もコジプロのスタッフやモノや事やあんなことやこんなことなどレポートしていきたいと思います!

宜しくお願い致します!