最近、何だかニューヨークに行きたい。行ってみたい。

なんでだ?

1 先週末NYからのフォトグラファーに向こうの話を聞いたから?
2 偶然BSでやってたSATCを見たから?
3 英語がどのくらい通じるか試したい?
4 現実逃避したい、
5 買い物したい、

きっと他にもあると思うし、なんでNYなのかも分からないけど、
ただ漠然と行ってみたいのだ。
というか、行こうと思えば行けるんだよなーと思った時点から、何だかドキドキがとまらないのです。
旅でもいいし、覚悟決めれば仕事やめて向こうに行くってことだって。

忙しい日常で、ふと立ち止まると、なんかそんなことが見えてきたりするのですね。

TOKYOは今や世界から注目される都市だけど、それでも何だか自分の日常がちっぽけに見える瞬間があります。

だからって、すぐにどうこうするわけじゃないんだけどね。
こういうことを常に思って日々過ごすと、世界が違って見えるかも。



情熱大陸、今日は映画美術監督の種田陽平さん。

種田さんと言えば、「スワロウテイル」や「KILLBILL」で有名な美術監督。最近では「マジックアワー」もありますね。
映画の世界観をつくりあげる重要な要素、役者や衣装と同様、目に見える直接的な要素である美術。
種田さん曰く、映画を見に来る人たちはお金を払って何かを受け取りたくて見に来る、それは「ドリーム」でしょ?と。
ここにもファンタジーをつくりだす人がいました。
すてきだな。

スワロウテイルの美術プランの図面には、キャラクター達が生活の拠点にした広場や、独特なあやしい空気を醸す阿片街など、撮影セットになる部分だけでなく、その街全体が地図のように描かれていた。
そうか、彼の頭の中には具現化されるセットだけでなく、その世界が完成しているのか。
実際に作られるものはその一部にすぎない。

映画「アマルフィ」の撮影現場。セットの床がすべりやすくて「これでは歌えないかも」と言うセレブに、あらかじめ用意していた白いカーペットを敷いて見せる。もちろん美術的にはカーペットがない方が美しいのだろうが、仕方ない。結果、「やはり歩いてみたら大丈夫そうだから、カーペットはいらない、元のままで」という彼女。
種田さん「ああやって、カーペットを用意していた事実を見せることが大事なんだ」
なるほど。ただ作りたいものを作るだけではない、プロの仕事とはそういうことなんだ。

「いくら頭で考えたって、絵を描いてみたって浮かんでこないことが、現実のなかに隠れていたりする。
また、それが美しかったりもする。」
なつかしい故郷の古い建物や景色にシャッターを切りながらの言葉。

そう。ファンタジーをつくりだす人は、現実の世界にもファンタジーを見つけられる人なのだ。

すてきだな。








映画もつくる会社で働く妹彼氏、やっさん。
そんなやっさんが鑑賞チケットをくれた。
まだ会ったことないけど、いいひとだ。

http://jyuryoku-p.com/
Colorful World

映画館で予告編を見て、「春が二階から落ちてきた。」という冒頭に文学的なものを感じ、
加瀬君が出てるってことで気になりはじめ、映像化は不可能と言われた作品と聞いて、ますます気になり。
伊坂幸太郎は読んだことなかったけど、不思議と気になり続け、アマゾンで文庫本をポチリ。

映画を見る前に原作を読むのは如何なものか、と思ったけけど。

でも、読んで良かった。

家族の絆を描いた物語なのだけど、その描き方が素晴らしい。
兄弟の他愛ない会話、兄弟と父との対話、家族の回想シーンの数々、
多くの場面において「台詞」がすばらしい。
叙述ではなく、登場人物が発する「言葉」でそれらは描かれていた。
とくに父の言葉は涙が溢れてきそうに、あたたかく、力強い。
不変の愛。
家族の絆って、そういうことか。

映画の話にもどると、
約2時間に詰め込まれたそれは、それはそれでとてもよく出来ていて、とても良かった。
役者を通して登場人物のひとり一人が実在すると、本を読みながら浮かべるものとは
また別の世界となって、味わい深い。
小日向さんの表情や声や話すスピードが、父の人となりをじっくりと伝えていて。
加瀬くんと岡田くんの兄弟はとても自然でリアルに見えた。
挿入歌もよかった。

たくさんの人に観てもらいたい映画でした。

家族の絆はDNAのつながりよりもずっと、強いんだ。