今回は入院の話

   全部で3ヶ月入院しました

    理由は母子分離

  私にむかってくる問題を解決するには

  おかあさんと物理的に離れることです

  と新しく通院した先生にいわれました

 わたしにむけた暴力は日に日に強くなって

  もうわたしだけの力では

  どうにもならなくなっていました

   殴る、髪を引っ張る

  ものを投げる…これはすごい!

   どうしたらダメージがあるか

  絶対考えてやってる、としか思えない

  そんなところに椅子やテレビを投げる

   ドアとかかたいところなら

    まだ穴あくだけだし、マシ

  窓のガラスをテレビで破られた時は

   もうね、怒り通り越して

    悲しくなりました…

   テレビって粉々になりますよびっくり

  2台やられましたから、ね。

  ちなみに障がい者の保険あるんですが

   ひとのものをこわしたり

   怪我をさせてしまったりしたときに

   弁償してもらえます

  うちは先生のめがね、に手を出して

   2回使いましたショボーン


  自宅のものには

 つかえませんでした

   そりゃ、そうだ…


   母子分離の病室は

   閉架病室といって

   外からカギをかけられてしまいます

   

   病室みてびっくり‼️

  

   どこかのテレビでみたような

   牢屋みたいな部屋でした…

   拘置所みたいなといえばいいかな

   トイレは剥き出しの和式で

   うちは和式のトイレなんて

   練習したこともないので

   すぐによくあるチェア式のトイレを

   持ってきてくれましたが

   それをトイレとして認識できるか驚き

  

   無理に決まってますよね

   

   ここで完全に

   トイレにいかれなくなりました。

   閉架病室だし

   ナースコールなんてできませんよね

   それができてたら

   そんなとこ入院してないしプンプン


   看護師さんがきてくれるときにしか

   トイレいくことができません

   いわゆるオムツに逆戻りです泣


   ごはんも

   あまりおいしくなかったようで

   90キロ近くあった体重が

   出てきたら65キロを切ってました

   

   リハビリや作業療法もしてくれる

   との話でしたが

   どうも人手不足なようで

   週一がやっとです、と後から説明され

   いや、いや、じゃ、ひとりで

   テレビも、音楽もかけられない

   ただゴロゴロ寝てるだけで

  ほんとにいいの!?と疑問符だらけです

   服薬の調整は

    てんかんのお薬のほかに

   精神安定剤をいろいろ試されていて

  1ヶ月を過ぎて面会ができるようになって

   会ったときにもぼーっとしていました


   わたしはもちろん

   殿の攻撃には辟易していたし

  くたびれていたのも、確かです

   でも、こんなぼーっとして

   覇気がなくて、やせていくのが

   正解?なのか…泣


   悩む日々でした


   退院してからは

   少しよくなりましたが

   ぼーっしているから何かね…


   ちょっと元気になってくると

   つまり、薬になれてきた、

   ということ

   なので、ちょいちょい手が出たり

   するようになり

   トイレもだめになり

   ぼーっとしてよだれもひどくなり

   食欲も戻らず

   薬はほんとうに合っているのか

   その治療方針でいいのか

   殿をみていたら

   つらくなるばかりで。

   

   藁をすがる思いで

   前の病院の先生に相談して

   紹介状を書いてもらい

  静岡のてんかんセンターに転院しました

   

   早速薬の見直しをしてもらい

   覇気のないのは改善されました

   安定剤の量がずいぶん多かった

   ようでした…暴れるのをおさえる

   という点においては

   それでもよかったのかもしれません

   でもそれではQOLが落ちてしまいます

   

   保護者の考え方によりますが

   てんかんの発作をおさえる

   暴れる力をおさえる

   そのためにお薬をつかうなら

   ぼーっとしてしてしまうのは

   当たり前なのです

   

   でも、わたしは殿にそんなことは

   望んでいません。

   楽しく、殿らしく生活してほしい

   だから

   安定剤でガチガチにしてしまうのは

   わたしの考えとは違います

   多少のてんかん発作があっても

   暴力は困るけれど

   ものにあたるくらいは仕方ない

   と割り切るしかないのか

   歳をとると暴力も治ってくるよ

   と、こちらが我慢するしかないのか

   

   ヘルパーさんや

   作業所のヘルパーさん

   かかわるひとすべてと

   殿の情報を共有して

   どこか怒りのスイッチか

   をわりだしていき

   もちろん家庭でも

   なるべく殿のリズムにあわせて

   そんなことを地道にしていくうちに

   解決はしないけれど

   暴力や暴言(といっても大声)は

   少なくなっていきました

   運動する、といっても自分では

   できないので

   機会を積極的につくるようにしたり

   

   訓練というと大げさになるけれど

   ちょっとずつ

   ちょっとずつ

   よくなってきたような気がします


   にきびのあるうちは

  血気盛んだからね

  といった前の病院の先生の話したこと

   確かでした。